4月1~3日、フランスのポールリカールで今シーズンのヨーロピアンF3が開幕したが、第1ラウンドの3レースすべてで2位となったニック・キャシディは、ランキング首位に立ったものの、日本とヨーロッパとの移動による疲労があったと語っている。
キャシディは2015年に全日本F3にフル参戦し、チャンピオンを獲得。今シーズンはスーパーGT500クラスでau TOM'S RC Fをドライブするほか、プレマパワーからヨーロピアンF3に挑戦する。
そんなキャシディだが、ヨーロピアンF3開幕ラウンドのポールリカールでは全3レースすべてで2位に入ったものの、勝利を挙げることはできなかった。「理想的な状態じゃなかった」とレース後、キャシディは疲労があったことを認めた。
「僕は今月移動しすぎたよ。選手権をリードすることができたのはいいけど、土曜の2レースで勝つことができなかったのにはガッカリした」とキャシディ。
「木曜にポールリカールであったオフィシャルテストで、コンディションが万全じゃないのが分かったんだ」
キャシディは3月、バレルンガで開催されたヨーロピアンF3の公式テストに参加して以降、スーパーGT岡山公式テスト、バルセロナでのF3プライベートテスト、スーパーGT富士公式テスト、プレマパワーのメディアデイと、ヨーロッパと日本を往復し続けていた。