事件はサーキットの外でも起きている。もちろんサーキットの中で起きているのは言うまでもない。シーズン開幕後も水面下で蠢いているチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
QUALIFYING:どうにもならない予選の噂
また中国GPで様子を見てみよう
といった結論になる可能性
FIAとFOMが、中国GP以降は予選を「タイム合算方式」にすることを提案している。しかし、11チームが一致して賛成する可能性は限りなくゼロに近いようだ。
バーレーンGPの日曜日に開かれたバーニー・エクレストンやジャン・トッドとの話し合いのあと、一部のチーム代表は、この案について「興味深い」とコメントした。ところが、パドック内でチームのストラテジスト、エンジニア、チームマネージャーらに話を聞いてみると、これが良いアイデアだと言う人は、ほとんどいない。セバスチャン・ベッテルに至っては「新しい案は****だよ!」と文字にするのが憚られる言葉で酷評した。
チームが望んでいるのは昨年の予選フォーマットを復活させること。トッドとエクレストンが「旧方式には戻さない」と意地を張っている以上、彼らが、どんな案を出そうとチームは賛成しないだろう。こうして平行線をたどったまま、結局はシーズンの終わりまで、絶不評の現行ノックアウト方式での予選が続けられることになったら、かなり残念どころの話ではない……。
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