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スーパー耐久シリーズ第1戦もてぎ・DIJON Racingレースレポート

2016年04月07日 18:21  AUTOSPORT web

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DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5
スーパー耐久シリーズ2016 第1戦 もてぎ5時間耐久レース
DIJON Racing #48(ST-4) レースレポート
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日程    :予選 4月2日(土),決勝 4月3日(日)
サーキット :ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)
参戦クラス :ST-4クラス
エントラント:DIJON Racing
ドライバー :猪股京介,柴田優作,田中勝輝,Takamori博士
マシン   :DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5
結果    :予選 ST-4クラス5位 , 決勝 ST-4クラス5位(132周)
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2016年スーパー耐久シリーズ開幕戦『もてぎ5時間耐久レース』がツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で4月2(土)~3日(日)に開催された。

2016年スーパー耐久シリーズは全65台の年間エントリーを集め、そのうち、開幕戦はST-X~ST-5クラスまで62台が参加する国内最大規模のレースとなった。

DIJON Racingは、昨年に引き続き、ST4クラスにインテグラタイプR(DC5)で参戦『DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5 #48』すると共に、新たにST5クラスへもフィット2RS(GE8)を1台参戦『DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ FIT』した。どちらのマシンも、2016年6月から国内販売が予定されているエナジードリンク『Go & Fun』の緑と白の鮮やかなカラーリングが施された。

DIJON Racingが参戦するST4クラスは22台ものエントリーが集まるシリーズ最大の激戦区となり、ライバルチームも強力な布陣を揃えており、非常に厳しいレース展開が予想されるが、DIJON Racingのホームコースであるツインリンクもてぎで上位を目指すべく、下記に紹介するドライバーラインナップで過酷な5時間耐久レースに挑んだ。

■DIJON Racingチーム体制 #48(ST-4)
ドライバーラインナップを紹介すると、Aドライバーは昨年までS耐スポット参戦し、北海道をベースに活動する猪股京介選手、Bドライバーは昨年からSUPER GTで活躍している元全日本ジムカーナチャンピオン(6連覇)の柴田優作選手、Cドライバーは田中勝輝選手、DドライバーはTakamori博士とSUPER GTレギュラードライバーを揃え、強力なドライバーラインナップを擁して、2016年スーパー耐久シリーズ開幕戦『もてぎ5時間耐久レース』に挑んだ。

■予選(4月2日 土曜日)
今年から予選フォーマットは変更され、初めにグループ2(ST-4,ST-5クラス)が20分間走行し、その後にインターバル無しでグループ1(ST-X,ST-1~3クラス)が20分間走行する形式に改められた。

今にも雨が降り出しそうな空一面を曇が多い詰める曇天のなか、ドライコンディションの下で午後2時からAドライバー予選が始まった。猪股は7周を計測し、2分09秒541をマーク、ST-4クラス5位の好位置につけた。

続いて行われたBドライバー予選では、予選開始直前に雨がぱらつき始め、主催者よりウェットコンディションが宣言されるも、予選開始時にはピタリと雨足がは止み、ほぼドライコンディションでのアタックとなる。柴田は2分09秒313をマークし、ST-4クラス4位につけた。

スーパー耐久シリーズの予選グリッドはA/Bドライバー予選の合算タイムで争われるため、DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5はST-4クラス5番手となった。

その後、C/Dドライバーの予選が行われたが、グリットには関係ないので、明日の決勝を見据えて、燃料満タンでのマシンバランスのチェック走行に徹し、田中が2分15秒097、Takamori博士が2分11秒553をマークし、それぞれ基準タイムをクリアし、全ドライバーが予選通過を果たして翌日の決勝に挑む事となった。

■決勝(4月3日 日曜日)
ツインリンクもてぎは朝から霧雨が降るなか決勝日を迎えた。午前中は雨が降り続いてコースを塗らしたが、レースが始まる午後には、すっかり雨も止み、路面はドライコンディションへと回復していった。

国歌斉唱の後、12時20分に全クラス一斉に5 時間先のゴールを目指して決勝レースのスタートが切られた。全クラス大きな混乱もなく、オープニングラップを周回する。

DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5 #48のスタートドライバーを務めた猪股はオープニングラップでST-4クラス8位まで後退するも、その後は順位をキープ。タイヤの消耗を抑えるべく、コンスタントに周回を重ねていった。

序盤からトラブルにより後退していくライバル勢もあり、サバイバルレースの様相を見せるも、DIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5 #48はトラブルも無く、最初のピットストップとなる50周目にはクラス3位まで順位を上げてきていた。

続いてドライブするのは柴田優作。ピットアウト後、ST-4クラス8位まで後退したが、好ペースで周回し、レーススタート3時間を過ぎた頃には再びST-4クラス3位まで順位を回復する。

しかし97周目、無線でガス欠症状を訴えた柴田が予定よりも早く緊急ピットイン。給油、タイヤ交換作業を行うも、ここでピット作業の手順違反があり、ドライブスルーのペナルティを受けることとなってしまった。

田中勝輝に交代をしたが、ペナルティを消化しなければならない事もあって、DIJON Racingはここで作戦変更を決断。ペナルティ消化の翌周にピットインし、ドライバー交代を行い、猪股選手がスパートをかけさせることに。

ペナルティを消化した直後の108周目にピットイン。迅速にドライバーを交代してピットアウト。猪股はチームからの『計算上、前を走るST-4クラス車両にギリギリ追いつくことが出来るから頑張れ!』との激励に応える走行を見せ、前を行く41号車(ST-4クラス前走車)とのギャップを縮めていった。

そして5時間を迎え、総合トップの車両がチェッカーフラッグを受けたことで迎えた最終ラップ。猪股はラストラップに41号車を攻略することに成功。132周を走破したDIJON エンドレス ワコーズ NILZZ DC5 #48は、ST-4クラス5位で開幕戦のチェッカーフラッグを受けた。

今回の『もてぎ5時間耐久レース』は戦略、スピード、耐久力といったDIJONRacingのチーム総合力が発揮されたレースを展開することができました。

今回の結果に満足すること無く、次戦以降も引き続き上位を目指して頑張りますので、引き続き、皆様のご声援を賜りますよう、宜しくお願い致します。