ポルシェジャパンと、ポルシェカレラカップ ジャパン委員会は7日、2016年のPCCJスカラシッププログラムドライバーとして三笠雄一を選出したと発表した。
三笠は2012年にフォーミュラチャレンジ・ジャパンに参戦。レッドブル・カートファイトの日本代表に選出された経験ももつほか、14年はJAF-F4の東日本シリーズ王座を獲得。2015年はFIA-F4に参戦し、ランキング14位となっている。
PCCJスカラシップでは、書類選考によって2名を選出。オーディション最終審査として、3月22~23日の2日間に富士スピードウェイで開催されたPCCJ合同テストで911 GT3カップをドライブし、ラップタイムのみならず、ドライバーとしての資質や環境など総合的に審査された。今回選出された三笠は、これまでも多くのチャンピオンを生み出してきたゼッケン14番のガーミン・ポルシェをドライブすることになる。
「スーパーGTのGT500クラスに参戦するという目標にたどり着くまでに何が必要かを考えたとき、PCCJスカラシップが頭に浮かびました。フォーミュラでのレース経験しかないため、学ぶことが多いシーズンになると思います。ポルシェワークスドライバーのオーディションに参加する権利を得られるよう、精一杯頑張ります」と三笠。
昨年PCCJに参加したドライバーでは、元嶋佑弥や久保凛太郎が今季スーパーGTに参戦を果たしており、三笠もそれに続く存在となりそう。まずはPCCJのドライビングアドバイザーを務める影山正美をはじめ、PCCJ委員会によるサポートを得て、シリーズチャンピオンを目指すことになる。
三笠雄一(みかさ ゆういち)
1993年3月9日生まれ
出身地:栃木県
レース戦歴:
2015年 FIA-F4(シリーズ14位)
2014年 JAF-F4(東日本シリーズチャンピオン)
Red Bull Kart Fight Japan Final準優勝 World Final日本代表獲得
2013年 フォーミュラ チャレンジ ジャパン(シリーズ9位)
2012年 フォーミュラ チャレンジ ジャパン(シリーズ11位)