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アロンソがトレーニング再開。復帰に自信も最終判断は14日に

2016年04月07日 07:31  AUTOSPORT web

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2016年F1第2戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
マクラーレンは次戦中国GPでフェルナンド・アロンソを復帰させるべく、メディカルテストを行う予定を立てている。アロンソはグランプリ直前に行われるFIAのメディカルチェックにパスし、出場が認められるはずだとチームは確信している。

 アロンソはオーストラリアGPでの大クラッシュの後、肋骨を骨折、気胸の症状が出たことが分かった。バーレーン直前の木曜、サーキットのメディカルセンターでチェックが行われた結果、FIAは出場許可を出さなかった。

 マクラーレンは中国GPの数日前に彼の検査を行う予定だが、放射線被ばく線量を抑えるためにSTスキャンは必要な場合のみ行う見込みだ。

 しかし中国に出場できるかどうかの決定は、あくまでグランプリ直前の木曜にサーキットの医師が下す。

 アロンソが復帰できる可能性について、マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは次のように語っている。
「彼はそう確信している。だがスキャンをする必要がある。FIAはそれをチェックし、出場の可否を決定する」

 アロンソは欠場が決まった後もバーレーンに残り、代役のストフェル・バンドーンをはじめとするチームのサポートを行った。レースに出られないことをアロンソは悔しがっていたと認めるブーリエだが、ポジティブな面もあったと述べている。
「彼にとっていい経験にもなった。無線で素晴らしいメッセージを送っており、それは非常に役に立った」

 バーレーンに残ってチームを助けたことから、アロンソがマクラーレン・ホンダに貢献したいという強い気持ちを持っていることが分かるとブーリエは述べ、一部メディアが伝えるモチベーション低下説を否定した。
「それ(モチベーションの低下)については一度も疑ったことはない。疑っているのは君たち(メディア)だけだ」

 アロンソは水曜、Instagramにトレーニングを再開したことを示す写真を投稿している。
「トレーニングを再開した。数日のうちに自転車と水泳も始めたい。一歩一歩やっていく」とアロンソは述べている。