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GWの有楽町で「イタリア映画祭」開催

2016年04月07日 00:02  オズモール

オズモール

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ゴールデンウィークは、もともと映画界から生まれた言葉だって知っていた? 1951年(昭和26年)に、より多くの人に映画を観てもらおうと作った和製英語なのだとか。この時期に、有楽町で日本未公開の選りすぐりのイタリア映画を集めた映画祭が行われる。映画ファンにとっては、外せないイベントかも。

2016年4月29日(金・祝)から5月5日(木・祝)まで、有楽町マリオン11階にある「有楽町朝日ホール」では「イタリア映画祭2016」を開催。今年で16回目を迎える映画祭は、ゴールデンウィーク恒例のイベントとして、毎年1万人以上の観客が訪れているとか。

前売り1回券(日時指定)は1450円。電話予約は上映の5日前まで、会場で直接購入する場合は上映の2日前までとなっている。当日1回券(日時指定)は1700円なので、観たい作品が決まったら早めに予約したほうがおトク。

今回は、2015年以降に制作された新作で、日本未公開の作品が12本公開されるそう。ちょっと考えさせられるシリアスなものや大人気のコメディーなど、多彩な作品がラインナップ。その中でいくつか、おすすめの映画を聞いてみた。

「5月1日(日)の13時15分から上映される、女性監督トニャッツィの新作『私と彼女』(写真)は、性格も環境も対照的な2人の女性の話です。愛し合う2人の葛藤には、女性の目線で共感できる部分があるかもしれません」と、広報担当者さん。



思いきり笑いたい女子には、イタリア映画の興行収入で歴代トップの記録を作ったというコメディー『オレはどこへ行く?』がおすすめ。

4月30日(土)の16時20分に上映されるこちらの作品は、リストラを勧告された主人公が、嫌がらせにも屈せず戦うというストーリー。主演は大人気の喜劇俳優ケッコ・ザローネで、これまでの出演作はすべてメガヒットを飛ばしているそう。

また、イタリアのゴールデン・グローブ賞で最優秀コメディー賞を受賞した『俺たちとジュリア』が、5月2日(月)10時20分からの上映。今回は、イタリアの上質なコメディー映画が揃っているので、見ごたえ十分。



また、フランスを代表する女優ジュリエット・ビノシュが孤独な母親を演じる『待つ女たち』も話題の作品。ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門に出品された作品で、上映は5月3日(火・祝)の13時から。

このほかに、世界中が注目する移民の問題を描いた社会派の映画『地中海』や、日本のアニメ「鋼鉄ジーグ」の熱狂的なファンとの出会いで人生が変わる男の映画『皆はこう呼んだ「鋼鉄ジーグ」』など、幅広いプログラムが楽しめる。期間中には来日ゲストによる舞台挨拶やトークセッションなども予定されているので、最新情報は公式HPをチェックして。

特別上映として、今年で生誕110年という巨匠ルキーノ・ヴィスコンティ監督の作品『若者のすべて』(1960年)や、今年1月に亡くなった名匠スコーラ監督の『特別な一日』(1977年)などもあるので、年上の映画ファンにも教えてあげたい。

最新の話題作が揃った映画祭でイタリア文化を堪能したら、ゴールデンウィークもさらに充実しそう。