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トム・ハーディー、一人二役で最恐の双子マフィア役に挑戦 『レジェンド 狂気の美学』場面写真公開

2016年04月06日 22:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 トム・ハーディ主演作『レジェンド 狂気の美学』より、トムが一人二役で演じるグレイ兄弟にスポットを当てた場面写真が公開された。


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 本作は、1960年代のロンドンに実在した双子のギャング、クレイ兄弟の数奇な人生を描いた物語。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で脚光を浴びたトム・ハーディが一人二役で双子のレジナルドとロナルドを演じている。


 本作の撮影は、ロンドンの100か所以上でロケーションを使い、50日という短い撮影期間で行われた。撮影期間のうち、トム・ハーディは35日間で二役ともすべて撮り終えなければならなかったため、彼の撮影は、毎日その日のシーン数の多い方の役から始まったという。たいていの場合、作品の核となるレジナルドの撮影から始まり、レジナルドとしての撮影を終えると、ハーディは控室でメイクと衣装を変えてカメラの前に立ち、ロナルドとして残りのショットの撮影に臨んだ。双子が同時に登場するシーンの撮影では、午前中にハーディが演じた片方の役のセリフを録音しておき、その声をイヤホンを通して聴きながら午後もう片方の役の撮影をしたという。


 トムの演技について監督のブライアン・ヘルゲランドは、「トムはロナルドとして現れるなり僕の肩に手をまわして、ロナルドを演じているときの独特の声でさあ何をする? カメラはどこだ? ”と聞いてくるんだ。何から始めるか簡単に伝えると、ロナルドは何も質問してこなかった。ところが、レジナルドの時は慎重で静かで、何をどう撮影していくか、細かい説明を求めてくるんだ。本人たちの個性が完全にカメラが回っていないところでも乗り移っていた。トムは、そんな自分自身の違いに気がついていなかったと思うよ! 」と語り、撮影期間中はスイッチを切り替えるがごとくロナルドとレジナルドを演じ分けるトム・ハーディの様子に驚き、ハーディを通してクレイ兄弟のそれぞれの個性が輝くのを見ているのが楽しくてたまらなかったと明かしている。(リアルサウンド編集部)