日販発表による4月6日調べの週間ベストセラー(総合)ランキングで、3位に入り込んでいるのが
『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(カール=ヨハン・エリーン著、三橋美穂監訳、飛鳥新社刊)だ。本書は3月30日付の総合ランキングで2位にランクインしており、トーハン調べ4月5日付け週間ランキング(総合)でも4位となっている。
スウェーデンの行動科学者カール=ヨハン・エリーン氏によって執筆され、2010年にスウェーデンで自費出版された本作は、2014年に英訳されるとイギリスで大ブレイク。その人気は欧米各国に広がり、2015年11月に日本語版が出版された。
■世のパパ、ママを中心に大ブレイク 「寝かしつけ」のための絵本
この絵本、ネット上のレビューを見ると、評価が真っ二つに分かれている。それもそのはず、「子どもを楽しませる」というよりは、「子どもを寝かしつける」ことに特化しており、眠くなる心理学的な仕掛けが散りばめられている。「絵本」と期待してページを開くと、拍子抜けしてしまうかもしれない。
子どもの寝かしつけに悩んでいたパパ、ママたちから支持を集めている本書。タレントの木下優樹菜さんは、寝る前に子どもに読み聞かせている様子を撮った写真を「インスタグラム」にアップし、「寝かしつけにぴったり」と絶賛しており、『おやすみ、ロジャー』の輪は大きく広がっているようだ。
(新刊JP編集部)