2016年04月06日 18:31 リアルサウンド
宮沢りえ主演最新作『湯を沸かすほどの熱い愛』より、追加キャストとしてオダギリジョー、松坂桃李らの出演が発表された。
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本作は、自主製作映画『チチを撮りに』が、ベルリン国際映画祭ほか、国内外10を超える映画祭で高い評価を受けた中野量太監督の商業デビュー作。〝死にゆく母と、残される家族が紡ぎだす愛″という普遍的なテーマを中心に、余命宣告を受けた母親とその家族の模様を描き出す。
余命宣告を受ける母親・双葉を演じるのは、映画『紙の月』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、第27回東京国際映画祭最優秀女優賞などを受賞した宮沢りえ。脚本を読み、「心が沸かされた」と出演を決めたという。そして、双葉の娘、安澄を『トイレのピエタ』『愛を積むひと』の杉咲花が演じている。
今回追加キャストとして発表されたオダギリジョーは、頼りないけどなぜか憎めないお父ちゃん役を務め、松坂桃李は旅先で双葉と出会い、彼女の母性に触れ人生を見つめ直していく青年・拓海役を演じている。そのほか、篠原ゆき子、駿河太郎、オーディションで選ばれた新人子役・伊東蒼の出演も発表された。
新しく公開された場面写真には、銭湯「幸の湯」の前にお母ちゃん(宮沢りえ)や娘たちと並ぶお父ちゃん(オダギリジョー)の姿が収められており、もう一枚は旅先で出会ったお母ちゃんに、まるで子供のように優しく頬を包まれている青年・拓海(松坂桃李)の姿が写し出されている。
■オダギリジョー コメント
熱く、繊細で、愛情溢れる素晴らしい脚本だと思いました。母親に対しての感覚をこのような脚本に仕上げる監督と是非仕事をしたい! と思いましたし宮沢さんが演じる"おかあちゃん"を見てみたいと思ったのがお引き受けした理由です。自分を例えるならば、麻婆豆腐における山椒のような存在になれているならば幸いです。
■松坂桃李 コメント
台本を読んで、親子の絆を繊細に描いた優しい本だと思いました。映画を見終わった後に、しっかり残る作品だと思いました。そんな中野組に参加できたことは、本当に幸せでした。個人的なことですが、撮影中に銭湯の番台に座れた時は心躍りました。主演の宮沢りえさんは包容力があり、一緒にいるだけで吸い込まれそうな魅力のある方でした。彼女は女優というよりは、役者という感じの方でした。そんな宮沢りえさんとご一緒できたことは、もう一つの幸せでした。(リアルサウンド編集部)