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フェラーリ代表、ライコネンの走りに大興奮。「勝利逃した」悔しさも

2016年04月06日 18:31  AUTOSPORT web

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2016年バーレーンGP キミ・ライコネンとダニエル・リカルドのバトル
フェラーリのチーム代表、マウリツィオ・アリバベーネは、バーレーンGPでキミ・ライコネンがスタートを完璧に決めていたら、優勝をつかめたかもしれないと語った。

 セバスチャン・ベッテルは3番グリッド、ライコネンは4番グリッドについたものの、ベッテルはスタート前にエンジントラブルで戦列を離れた。残されたライコネンは、ニコ・ロズベルグに次ぐ2位表彰台を獲得した。

 ライコネンのスタートはあまりよくなく、ウイリアムズ2台とレッドブルのリカルドにかわされた。しかしいいペースで周回し続けたライコネンは順位を挽回し、スタート失敗後にバルテリ・ボッタスとの接触で大きく順位を落としたルイス・ハミルトンからポジションを守り切って2位を獲得した。

「キミはスタートで問題があり、それが大きく響いた。可能性の話だが、(スタートがうまく決まらなかったことで)彼は優勝のチャンスを失ったかもしれない」
「データを分析すれば簡単に分かる。私は一切事実を曲げたりしていない」

 アリバベーネはCrash.netに対し、スタートがうまくいかなかったのはライコネン自身のミスである可能性が高いと話している。
「(スタートで)パドルにかけた指が滑った可能性が一番高いと聞いている。彼自身が言ったことだ。起こり得ることであり、それが起こった。タイヤがスピンし、時間を失った」

 しかしその後のライコネンの走りは見事だったとアリバベーネは称賛した。
「キミの走りは見事だった。縁石外側を使ったリカルドに対するオーバーテイクを見て、昔のドライバーを思い出した。ドライバーたちが勇気を持って戦っていた時代だ。そういうシーンを見られるのはいいものだ」

「キミのパフォーマンスを見ると、この戦略ならセバスチャンは非常にいいレースができただろうと思う。我々の確信が常に正しいとは限らないが」

 ベッテルに起きたトラブルの原因はバルブかインジェクターの問題ではないかとアリバベーネは述べている。