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RADWIMPSが新海誠監督『君の名は。』劇中音楽を担当、20曲以上制作

2016年04月06日 12:30  CINRA.NET

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『君の名は。』ポスタービジュアル ©2016「君の名は。」製作委員会
RADWIMPSが新海誠監督の新作アニメーション映画『君の名は。』の音楽を担当することがわかった。

RADWIMPSは、ボーカル曲を含む20曲以上の全劇中音楽を制作。野田洋次郎(Vo)は、曲を聴いた上で作りたいシーンがあるという新海監督の要請を2年前に受けて制作初期からデモ音源をやり取りし、プロットの段階から映画に携わってきたという。

あわせて本日4月6日からYahoo!映画で同作の予告編が公開。映像では、映画の重要なシーンで使用されるという書き下ろしの新曲“前前前世”を確認することができる。

新海監督は同曲について“最初の1曲として『前前前世』を受け取ったのはもう1年以上も前ですが、その日の天気も興奮も覚えています。部屋に座ったままではとても聴けず、外に出て歩きながら聴き、雨が降ってきても繰り返し聴き続けました。まさに映画に捧げられた曲で、胸が詰まりました”とコメント。

また映画の主演を務める神木隆之介は「初めて聴いた時、これまで感じた事のない衝撃を受け鳥肌が立ち、自分の中で『君の名は。』の世界観が更に鮮やかになりました」と感想を語っている。

8月26日から公開される『君の名は。』は、千年ぶりの彗星の来訪を1か月後に控えた日本を舞台にした作品。自分が東京に住む男子になった夢を見た田舎町の女子高生・宮水三葉と、自分が女子高生になっている夢を見た東京の男子高校生・立花瀧が経験する恋と奇跡が描かれる。瀧の声を神木隆之介、三葉役を上白石萌音が演じる。

■RADWIMPSのコメント
-映画と、僕たちの音楽が掛け合わさることがあるとしたら-
それは単純にオファーを受けて主題歌を作るという関係でないものでありたいと、漠然と思っていました。お互いの領域にオーバーラップし、響き合い、結びつき、共に冒険ができるようなものであったら、素敵だなぁと思っていました。今回の『君の名は。』という作品と僕たちRADWIMPSは間違いなくそういう関係にあったように思います。一昨年の冬に新海監督とお会いし、そのまっすぐな人柄とこの脚本に惹かれました。そしてこの1年間、僕たちはひと足先に『君の名は。』の世界にどっぷりと浸かることになりました。おそらくすべてのシーンの、すべての台詞が今は言えると思います。但し、声は声優さんたちが入れる前の監督のあてたもの、絵も監督が描いてくださったラフのコンテです。ここからいよいよ仕上げの作業でどんなマジックが起きるのか、最後まで楽しみで仕方がありません。この作品に携われたことを光栄に思うと共に、皆さんの人生に寄り添い、心の中にずっと残っていく作品になるよう最後まで心を研ぎすまして全力で取り組みたいと思います。

■新海誠監督のコメント
誰に音楽をやってほしいかと問われた時、実現の可能性を考えもせずRADWIMPSが好きだと答えました。その後、洋次郎さんにお会いする機会に恵まれ、正式に一緒にやろうと決まった時から今のこの瞬間まで、ずっと夢を見ているように幸せです。
RADWIMPSの作り出す楽曲群は10年前から常に新しく、音楽の最前線です。歌詞には「日本語はこんなに自由で豊かなんだ」という驚きが常にあります。最初の1曲として『前前前世』を受け取ったのはもう1年以上も前ですが、その日の天気も興奮も覚えています。部屋に座ったままではとても聴けず、外に出て歩きながら聴き、雨が降ってきても繰り返し聴き続けました。まさに映画に捧げられた曲で、胸が詰まりました。
『君の名は。』は、台詞、楽曲、野田さんの声など音の主役がシーンの中でどんどん移り変わっていくような、新しい感覚のアニメーション映画になるはずです。

■神木隆之介のコメント
「前前前世」を初めて聴いた時、これまで感じた事のない衝撃を受け鳥肌が立ち、自分の中で「君の名は。」の世界観が更に鮮やかになりました。
RADWIMPSさんの素敵な曲を聴きながら、これから始まる声録りに向けて更に気合が入りました。