F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、第3戦中国GPにおける各ドライバーのタイヤ選択を発表した。
今年はピレリが各グランプリに3種類のドライコンパウンドを選び、週末に使用できるドライタイヤ13セットのうち決勝用に2セット、予選Q3用として1セットのコンパウンドが指定されるものの、残りの10セットに関してはドライバーごとにコンパウンドの割り振りを決めることができる。
中国にはここまでの2戦と同じ、ホワイト・ミディアム、イエロー・ソフト、レッド・スーパーソフトが用意される。
決勝用に取っておかなければならない義務タイヤはミディアム1セットとソフト1セットで、このうち1セットは必ず決勝で使用しなければならない。予選Q3用の1セットはスーパーソフトとなる。
今回はドライバーふたりが異なる選択をしているチームが多く、メルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ、ウイリアムズのバルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサ、ルノーのケビン・マグヌッセンとジョリオン・パーマー、トロロッソのマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJr、ハースのロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスの5チーム。
ハミルトンはミディアム4、ソフト4、スーパーソフト5という選択だが、ロズベルグはミディアム3、ソフト5、スーパーソフト5を選んだ。最大のライバル、フェラーリはふたりともミディアム3、ソフト4、スーパーソフト6で、メルセデス勢ふたりとは異なる選択をしている。
バーレーン決勝でスーパーソフトをメインに使って5位を獲得したグロージャンは、ミディアム1セット、ソフト5セット、スーパーソフト7セットという再びアグレッシブな選択をした。今回はマッサもこれを同じタイヤ配分を選んでいる。
スーパーソフトを最多の7セット選んだのはハース、ウイリアムズ、そしてマクラーレン。対してザウバーとマノーは4セットしか選ばず、ザウバーはミディアムを今回最多の5セット持ち込むことを決めた。
サインツJr.はソフトを他より多い6セット選んでいる。
中国GPは4月15~17日に開催される。