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台湾・高雄の『SUZUKA CIRCUIT PARK』が5月9日にオープンへ

2016年04月06日 03:51  AUTOSPORT web

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『SUZUKA CIRCUIT PARK』と施設が併設される大型商業施設『大魯閣草衙道』
モビリティランドが鈴鹿サーキットのライセンスを提供し、台湾の大魯閣エンタテイメントが高雄市に建設、運営するアミューズメント施設『SUZUKA CIRCUIT PARK』と施設が併設される大型商業施設『大魯閣草衙道(Taroko Park Kaohsiung)』が、2016年5月9日にオープンすることになった。

 大魯閣社とモビリティランドは、2013年に複合商業施設での鈴鹿サーキットのライセンス使用、およびアミューズメント施設へのコンサルティング業務について合意。14年に契約が締結され、施設の建設が進められていた。

 5月にオープンするSUZUKA CIRCUIT PARKには、鈴鹿サーキット国際レーシングコースと同じレイアウトの、全長約600mのコースを走るレンタルカートコースや、モビリティランドオリジナルの遊戯機種が導入される。パーク内には乗り物を通じてチャレンジができる仕掛けが用意されており、鈴鹿サーキットの『ゆうえんちモートピア』の理念とノウハウが活かされている。

 また、隣接のショッピングモールにはグローバルファッションブランドなどの複合旗艦店、そして各国料理、地元料理レストラン、特産品販売ショップなど約200のテナントが入る予定で、台湾のライフスタイルにフィットする商業施設となる。年間動員は施設全体で1,000万人を見込んでいるという。

 S字や立体交差、シケインなど特徴的なコーナーが1/10スケールで再現されるレンタルカートコースは、鈴鹿サーキットの名称とレイアウト、付帯のアミューズメントが海外の事業者へ“輸出”される日本初のケースで、日本のモータースポーツ、レジャー業界にとって新しいビジネスモデルとなる。

 また、手塚プロダクションが生んだモビリティランドのキャラクター、コチラファミリーも台湾に登場。パークを盛り上げるという。開業日の5月9日には、同地でオープニングセレモニーが開催される予定だ。

 台湾の高雄には、近くの大鵬湾にある旧日本海軍基地跡にペンベイ・サーキットというコースがあり、日本のモータースポーツ文化を取り入れながらレースが盛んに行われている。今季からスーパー耐久に台湾チームも参加したりと、日台のモータースポーツ交流は今後もますます盛んになりそうだ。