WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦するバイコレス・レーシングは5日、第1戦シルバーストンと第2戦スパの2戦で、ジェームス・ロシターを起用すると発表した。
CLM P1/01でLMP1に参戦するプライベーターチームであるバイコレス・レーシングは、ドライバーとしてサイモン・トラマーとピエール・カッファーがアナウンスされていたが、チームは、開幕2戦でカッファーに代わりロシターを起用すると発表した。
この理由についてチームディレクターのボリス・ベルメスは、「ピエールには他の契約の仕事があったんだ。そのため、我々は充分な能力がある代わりのドライバーが必要だった。そして、我々はジェームス・ロシターと契約することができた」としている。
「我々は以前からジェームスのことを良く知っている。ジェームスはテクニックもあり、非常に速いドライバーだ。彼とサイモン・トラマー、オリバー・ウェッブの組み合わせはWECでも強力なものになるだろう」
「ピエールはル・マン24時間でコクピットに戻ることになる」
近年は日本をベースにスーパーGT500クラス、スーパーフォーミュラに参戦しているロシターは、スーパーGT第1戦を終えヨーロッパに向かうことになる。なお、今季はカッファーもGT300クラスにエントリーしており、スーパーGTドライバー同士の交代となる。
「LMP1をドライブするのが待ちきれないよ! LMPカーはたびたびドライブしていて、WECで戦うのは素晴らしい経験なんだ」とロシター。
「それに僕にとってホームレースだ。僕にはピッタリのスペシャルイベントだね。マシンを開発することで、バイコレス・レーシングを手助けしたいと思う。シルバーストンとスパで、最高の結果を目指すよ」