東京ニュース通信社が主催する脚本賞『第34回向田邦子賞』の受賞者が発表された。
前年度に放送されたテレビドラマの脚本を対象とする『向田邦子賞』。今回の受賞者は藤本有紀、受賞作は今年1月から3月にかけてNHK総合で放送された松尾スズキ主演の時代劇『ちかえもん』となった。
1967年生まれ、兵庫出身の藤本有紀は、これまでに『ラブ・レボリューション』『花より男子』や連続テレビ小説『ちりとてちん』、大河ドラマ『平清盛』などの脚本を担当。『ちかえもん』では、スランプに陥っていた近松門左衛門が人形浄瑠璃『曽根崎心中』を書き上げるまでの創作秘話をコミカルに描いた。