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人妻に恋する編集者と声を失った作家の苦悩、福間健二監督『秋の理由』

2016年04月05日 13:51  CINRA.NET

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左から伊藤洋三郎、佐野和宏
福間健二監督の新作映画『秋の理由』が今秋に東京・新宿のK's cinemaほか全国で公開される。

詩人としても活動し、2011年に『萩原朔太郎賞』を受賞した福間監督。『秋の理由』は、小さな出版社「黙示書房」を経営する編集者の宮本守と、精神的な不調から声が出なくなり、代表作『秋の理由』以降は作品を発表していない小説家・村岡正夫、さらに宮本が密かに想いを寄せる村岡の妻・美咲、村岡と宮本の前に現れる女性・ミクらを描いた作品だ。

宮本役には長澤雅彦監督の新作『恋』でも主演した伊藤洋三郎、村岡役には2011年に喉頭がんで声帯を失ったが、俳優・映画監督として復帰した佐野和宏がキャスティングされている。美咲役を寺島しのぶ、ミク役を『おとぎ話みたい』『東京の日』の趣里が務める。