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福間健二監督作『秋の理由』メインキャスト決定 伊藤洋三郎、佐野和宏のW主演に

2016年04月05日 05:01  リアルサウンド

リアルサウンド

伊藤洋三郎

 福間健二監督作『秋の理由』のメインキャストとして、伊藤洋三郎、佐野和宏、趣里、寺島しのぶの出演が発表された。


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 本作は、詩人としても活動する福間健二監督の長篇第5作目。小さな出版社で編集者として働く主人公・宮本守と、精神不安定により声が出なくなった作家・村岡正夫を中心に、ふたりの友情や周囲の人間関係への苦悩を描く。


 主人公の宮本守役は、『あぶない刑事』シリーズ、映画『百円の恋』などに出演し、4月2日より公開された長澤雅彦監督作『恋』で主演を務める伊藤洋三郎が演じている。また、ダブル主演の村岡正夫役は、同じく4月2日より公開中の『バット・オンリー・ラヴ』で監督と主演を務める佐野和宏が担当している。


 佐野和宏は、1988年、松井良彦監督作『追悼のざわめき』への出演をきっかけに、自主映画からピンク映画へと活躍の場を広げ、瀬々敬久監督らとともにピンク四天王と称された。2011年に咽頭癌を患って声帯を失うも、復帰後は監督、俳優業を再開。4月9日より公開される坂本礼監督作『夢の女 ユメノヒト』でも主演をつとめている。


 宮本と村岡の前に突然現れるヒロイン・ミク役は、山戸結希監督作『おとぎ話みたい』、池田千尋監督作『東京の日』の趣里が務め、村岡の妻・美咲役は『ヴァイブレータ』『キャタピラー』などに出演し、国際派女優としても名高い寺島しのぶが演じている。


■福間健二監督 コメント


『秋の理由』は、苦悩するひとりの作家とその友人の編集者、六十代を迎えた二人の男の友情と、かれらを取り囲む人々の秋を描いています。その秋は現実と夢が入りくむ季節です。メインキャストの四人が、ぼくの目にはそれぞれのベストと言えるくらい持ち味を発揮してくれています。ひとりの力ではどうにもならないことの多いこの世界の、悲しい秋。でもそれに負けてはいないという光をとらえたと確信しています。(リアルサウンド編集部)