アダストリアが6期ぶりの最高益に、中期経営目標値を1年で達成

　アダストリアが、通期では6期ぶりとなる過去最高益を更新した。「グローバルワーク」や「ニコアンド」、「ジーナシス」が全体の売上を牽引。海外事業の赤字縮小なども加わり、2018年2月期を最終年度として昨年策定された数値目標を1年で達成した。

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　アダストリアが4月4日に発表した2016年2月期の通期（連結）決算は、売上高が前年比8.4%増の2,000億円で、ブランド別では「グローバルワーク」「ニコアンド」「ジーナシス」がいずれも2ケタの伸長。本業の儲けを示す営業利益は、売上好調を背景にテレビCMの縮小や人員の効率化、出店数の抑制により販管費を前年より抑え、また赤字だった海外事業が韓国や中国で大幅に伸びたことなどから、同167.6％増の160億円に改善された。なおシンガポールでの実店舗展開は同期末までに終了している。
　2017年2月期は引き続き中期経営計画で策定した戦略のもと、売上高2,089億円、営業利益170億円を見込む。