4月2日、ニュルブルクリンク耐久シリーズの2016年シーズン第1戦が行われ、フランク・スティップラー/アンデルス・フィヨルドバッハ組フェニックス・モータースポーツのアウディR8 LMSが優勝を飾った。
ニュルブルクリンクのフルコースを使って争われるVLNは、今シーズンは全10戦の開催が予定されているが、今年も開幕戦から多くのエントリーを集めた。特にGT3カーは、アウディ、BMW M6 GT3、メルセデスベンツAMG GT3等の新GT3カーが、ブラックファルコンやローヴェ、フェニックス、シューベルト、HTP等の強豪チームから多数エントリー。GT3/SP9クラスは30台が参加した。
また、ドライバーでも非常に豪華なメンバーが集まった。DTMやWEC等、シーズンがまだ開幕していないレースから多くのトップドライバーが参戦したほか、開幕を控えるスーパーGTからもヨルグ・ベルグマイスターがマンタイ・レーシングから、ヨルグ・ミューラーがシューベルトから参戦。土屋武士もSP3クラスのトヨタGT86を駆り初めてのニュルに挑戦している。
予選では、マルク・バッセング/コナー・デ・フィリッピ/マイク・ロッケンフェラー/ティモ・シャイダー組アウディR8 LMSがポールポジションを獲得。2番手はベントレー・チーム・アプトのベントレー・コンチネンタルGT3、3番手はSPXクラスのH&Rが走らせるフォードGTという結果となった。
28周の決勝レースでは、スティップラー/フィヨルドバッハ組アウディが優勝。2位にもクリストファー・ハーゼ/ローレンス・バンスール組アウディが続き、R8 LMSがワン・ツー。3位はブラックファルコンのメルセデスAMG GT3というトップ3となった。