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"縁の下の力持ち"を美しくビジュアライズ「土木展」が21_21 DESIGN SIGHTで開催

2016年04月04日 18:32  Fashionsnap.com

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街全体をデザインする基礎となる土木に焦点を当てた企画展「土木展」が、21_21 DESIGN SIGHTで開催される。展覧会ディレクターに「岩見沢複合駅舎」で2009年にグッドデザイン賞大賞を受賞した建築家の西村浩を迎え、自然や土地の歴史を調和するデザインを紹介。グラフィックは柿木原政広が手がける。会期は6月24日から9月25日まで。

「土木展」が六本木で開催の画像を拡大

 「土木展」は、毎日の暮らしと土木とのつながりを実感する機会が少ないことに着目。土木のエキスパートたちにウェブデザイナーの中村勇吾も加わった展覧会企画チームと、参加作家のデザイナーやアーティストがリサーチを行い、幅広い人々に土木についてより深く知ってもらう展示作品を計画している。
 イントロダクションでは、プロジェクションやドローイング作品を通して暮らしにおける土木の背景を紹介するほか、自然と向き合う日本の名土木をマップで展示。「土木オーケストラ」と題された展示空間では、高度経済成長から現代までの土木の歴史を振り返り、音と映像で迫力を表現。また、「ためる」「ほる」「つむ」「はかる」「ささえる」など土木に結びつく行為を参加作家が分析し、インスタレーション作品を通して、楽しく、わかりやすく伝えるという。参加型作品も取り入れ、土木を身近に感じることができる提案も行う。西村浩は「どこまでも真面目で堅実な土木と、全く専門外の作家たちとのコラボレーションによる本格的な展覧会は、これまでにない土木業界初の試みで、どんな見方を提示してくれるのか、私自身もとても楽しみです」とコメントしている。
■土木展期間:2016年6月24日~9月25日会場:21_21 DESIGN SIGHT 東京都港区赤坂 9-7-6時間:10:00~19:00入場料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円 中学生以下無料
■ 関連プログラムオープニングイベント 「これからの土木、これからの都市」7 月 2 日(土) 11:00~12:30出演:西村 浩、内藤 廣、柿木原政広、西山芳一
トーク 「土木と建築と」7 月 16 日(土) 11:00~12:30出演:崎谷浩一郎、新堀大祐、菅原大輔、403architecture [dajiba]
トーク「土木を愛する人たち」7 月 30 日(土) 11:00~12:30出演:大山 顕(フォトグラファー、ライター)、八馬 智