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IPS:初参戦の平手が開幕戦勝利。第2戦は次生が制す

2016年04月04日 16:11  AUTOSPORT web

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IPS参戦1戦目でポール・トゥ・ウィンを達成した平手晃平(Team Kurosawa)
インタープロト・シリーズ(IPS)の開幕ラウンドが4月2~3日に富士スピードウェイで行われ、プロフェッショナルクラスの第1戦は平手晃平(Team Kurosawa)、第2戦は松田次生(J-POINT)がそれぞれトップチェッカーを受けた。

 今年で4シーズン目を迎えた富士スピードウェイを舞台とするインタープロト・シリーズ。今年は昨年まで3年連続でシリーズチャンピオンを獲得した平川亮が参戦していないが、開幕戦のプロフェッショナルクラスにはスーパーGT500クラス連覇を達成している次生やロニー・クインタレッリ(TOMEI SPORTS)、スーパーフォーミュラチャンピオンの石浦宏明(INGING MOTORSPORT)など、そうそうたる国内トップドライバーが顔を揃えた。

 週末はあいにくの天候に見舞われ、プロフェッショナルクラスの決勝が行われた3日はウエットコンディションとなったが、8周(15分)と10周(20分)で争われた両レースは、トップ争いを含む各ポジションで見応えのあるバトルが繰り広げられた。



 第1戦は予選でポールポジションを獲得した平手が1コーナーで石浦とのサイド・バイ・サイドを制すると、後続の激しい争いを尻目にトップを快走。2番手に浮上した次生が終盤にかけてその差を縮めるが、最後までペースをコントロールした平手はファステストラップも奪ってオープニングレースを制した。松田に続く3位は中山雄一(TOMEI SPORTS)が獲得。4位は佐々木大樹(B-MAX Racing Team)と安田裕信(RSS)とのバトルを制した昨年のFIA-F4選手権初代チャンピオン、坪井翔が手にした。 



 直後の15時から行われた第2戦は再びポールポジションからスタートした平手が序盤をリードしたものの、レース中盤にかけてはペースが上がらず、6周目の1コーナーで次生にトップを奪われてしまう。その次生は序盤に坪井の激しいプレッシャーにさらされる場面もあったが、さすがのレース巧者ぶりでポジションを死守すると、次第にペースを持ち直してトップに浮上。終盤も追いすがる坪井と中山を抑えきってトップチェッカーを受けた。



 一方、オープニングレースからまったくペースの上がらなかった石浦は、第2戦も1周目にピットインしてマシンに改善を施すも、1周2秒近い遅れは変わらず、7位と8位フィニッシュ。また、初戦をリタイアで終えたクインタレッリは第2戦のグリッドにつくことができなかった。

 土曜日と日曜日に決勝が行われたエキスパート/ジェントルマンクラスは、DRAGON(B-MAX Racing Team)が見事2連勝を飾っている。 

 次戦の第3戦と第4戦は、6月25日(土)~26日(日)の日程で開催される。