SBK第3戦アラゴン(スペイン)のレース2はチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が優勝した。
雲は広がっていたものの、昨日のレース1よりも気温が上がり、レース日よりとなった日曜日。気温19度、路面温度29度でスタートが切られた。
好スタートを切ってレースをリードしたのはトム・サイクス(カワサキレーシングチーム)。ジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)、デイビスが続く。オープニングラップでレイをかわしたデイビスがサイクスを追う。すぐにサイクスとデイビスのデッドヒートが開始され、2周目に入る直前でデイビスがトップ浮上。ハイペースで逃げにかかり、サイクスはレイと2位争いを開始するというレース1と同じ展開。
レース1同様、デイビスはあっという間にトップ独走体制を築いた。チームメイト同士の2位争いはサイクス、レイの順のままで周回を重ねる。
レース後半に入った10周目。ついにレイがサイクスの前に出た。しかしデイビスはすでに遙か彼方。その差は開く一方だった。
残り4周。レイがコースをはみ出し、再びサイクスが2番手に。
後方の争いを尻目にデイビスは最後までトップを快走。ダブルウインを達成した。サイクスが2位でチェッカー。レイはミスを挽回できなかったものの開幕から連続6回目の表彰台を得た。
なお、併催のワールドスーパースポーツでは大久保光が27番手グリッドから追い上げて16位でゴール。昨年のピレリカップタイトル獲得でワイルドカード参戦した國川浩道は、30番手グリッドからスタートした直後に1コーナーの多重クラッシュに巻き込まれ、リタイアに終わった。優勝はケナン・ソフォグル。2位にチームメイトのランディ・クルメナヒャーが入り、カワサキのワンツーフィニッシュを達成した。