2016年F1バーレーンGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは14位、ストフェル・バンドーンは12位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
グリッド12番手と14番手という結果で大喜びすることはあり得ないが、ストフェルがグランプリでの初予選で非常に素晴らしいパフォーマンスを見せたのは間違いない。
彼が速いことは分かっていた。ワールドシリーズbyルノー3.5でもGP2でも、マクラーレンのテストでも、何度も速さを見せていたからだ。だがこの2日間の彼に関して称賛すべきなのは、現代F1カーから最大限の力を引き出すための複雑な手順上の取り組みにおいて熱心にひたむきに努力していることだ。彼は一度もミスを犯していない。脱帽だ!
チームの皆にも、よくやったと声をかけたい。彼が今週末F1デビューを果たすにあたりしっかり準備を整えさせて、これほどの短時間で彼が問題なくフェルナンド(・アロンソ)のマシンになじめるよう態勢を整えてくれた。
ジェンソンはいつもどおり非常にプロフェッショナルな仕事をした。我々がQ2のセットアップを最適な状態にしていれば、彼はもっと速いタイムを出していたかもしれない。Q1で彼はアンダーステア気味だったので、フロントウイングを少し調整してそれに対処しようとしたのだが、少しだけやりすぎてオーバーステアになってしまった。
そうはいっても、ドライバーはふたりとも明日夜の決勝で攻め続け、可能ならポイントを取りに行く努力をする態勢が整っている。我々のパドックホスピタリティユニットにおいていつもどおり熱心に決勝を観戦する株主に対していいショーを披露できることを願っている。