ウイリアムズは新型フロントノーズを空輸して、F1バーレーンGPのフリー走行3回目に間に合わせた。
ウイリアムズは今季の開発計画にしたがって、昨年型を継承したノーズのまま開幕を迎えていた。クラッシュテストをパスして、新型フロントノーズをバーレーンで投入するためには時間との戦いだったという。副チーム代表を務めるクレア・ウイリアムズは、今回用意できるパーツはひとつだけで、フェリペ・マッサが使用すると明言。現状、ポイントではマッサがバルテリ・ボッタスを上回っているため、優先権を得た。
土曜日に行われたフリー走行3回目では、予定どおりマッサのFW38に新型フロントノーズが装着され、ウイング部分に空気の流れをチェックするためのフロービズを施して、コースへ出ていった。新しいノーズには、今季ウイリアムズがターゲットにしている「低速域での弱点」を克服するための狙いがある。
ウイリアムズは初日の走行から、すでに新しいフロアと改良型のブレーキダクトを持ち込んでおり、こちらは2台とも装着されている。ドライバーからの反応も良好で、ここまでFW38の開発は順調に進んでいるようだ。