F1最高権威者のバーニー・エクレストンは、早ければ2018年にもラスベガスをカレンダーに組み込む可能性があると考えている。
アメリカの巨大カジノ都市であるラスベガスでの開催に向けてプロモーターと協議中であることを、エクレストンが明らかにした。オースティンが財政的な問題を解決したため、開催が実現されれば米国内で1シーズンに2回のグランプリが行われることになる。
エクレストンは「実現を願っており、取り組みを進めている。そうなれば2年後に開催することになる」と述べている。
ラスベガスでは過去、シーザーズ・パレスホテルの駐車場を利用して1981年と1982年に2度のグランプリを開催した実績がある。エクレストンは米国内で2回のグランプリを開催をすることを望んでおり、以前はニュージャージーへの招致を目論んでいたものの、実現には至らなかった。またロングビーチGPの復活も示唆していたが、これも具体的な進展は見られなかった。
年間21戦を開催する現在のカレンダーでさえ、すでに全てのF1関係者の間では上限に達しているとの見方が出ている。2018年にラスベガスを追加した22戦のカレンダーになるとすれば、あまり歓迎される事態とは言えない。しかし今シーズンをもって契約が終了するイタリアGPの主催者とエクレストンの間では、いまだに新たな契約がまとまっておらず、来季以降も全21戦の開催が確約されているわけではい。
F1の他にはフォーミュラEの主催側もラスベガスでの開催に向けて話し合いを進めている。また同シリーズはニューヨークでの開催も計画しているとのことだ。