2016年F1第2戦バーレーンGPは、現地4月1日の18時から、フリー走行2回目が行われた。トップタイムは1回目に続いて、メルセデスのニコ・ロズベルグが記録。2位はチームメイトのルイス・ハミルトンで、この2台のみが1分31秒台を叩き出し、金曜日のフリー走行を連続ワンツーで制した。
夕暮れせまるなか、スタートしたフリー走行2回目。気温は20度と少し涼しくなり、路面温度は1回目からは8度も低い24度。異なるコンディションではあったものの、開始から30分が経過したところでスーパーソフトタイヤを履くロズベルグが1分31秒001でトップに立つ。そのすぐあとにハミルトンがわずか0.24秒遅れの1分31秒242を記録した。
そんななか、3番手タイムを叩き出したのはマクラーレンのジェンソン・バトンだった。トップのロズベルグからは約1秒以上離されてはいるものの、1分32秒281は、同じスーパーソフトタイヤを履く4位のトロロッソ、マックス・フェルスタッペンを約0.1秒上回るタイムで、5位のフェラーリ、キミ・ライコネンに約0.2秒の差をつけている。
そして残り15分を切ろうかというところで、スーパーソフトタイヤで6番手のタイムを出していたセバスチャン・ベッテルが、ターン8でマシンをストップさせてしまう。左リヤタイヤのナットの締め具合に異状があった模様で、そのままセッションを終了することになった。
ここで一度バーチャルセーフティカー(VSC)が入り、解除された直後に、ターン13でハースのロマン・グロージャンが縁石上でパーツを散乱させ、ふたたびVSCが導入。残り5分で再開となったものの、まもなく2回目のセッションが終わった。
開発ドライバーにシートを譲ったため、1回目に走れなかったフォース・インディアのセルジオ・ペレスは35周を消化して15位。マクラーレンの新人ストフェル・バンドーンは1分32秒999で、同じスーパーソフトタイヤを履いたジェンソン・バトンの0.7秒遅れで11位と、まずまずの位置につけている。
フリー走行3回目は日本時間で4月2日21時、予選は同日24時、決勝は4月3日の24時スタートとなっている。