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齋藤太吾「絶対に優勝という結果を出したいと思っていた」

2016年04月01日 22:01  AUTOSPORT web

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追走決勝で争う齋藤太吾と川畑真人
PRESS INFORMATION

2016 AUTO SALON LIVE TOKYO

26SAT - 2016 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.1
27SUN - 2016 D1 GRAND PRIX EXHIBISION MATCH "Battle of TOKYO″

齋藤太吾(WANLI FAT FIVE RACING)が、追走優勝!
川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)が単走優勝!


株式会社サンプロス(代表取締役社長:鈴木賢志、所在地:東京都新宿区)は、ドリフト競技の最高峰イベントがおこなわれる『2016 AUTO SALON LIVE TOKYO』を、3月26日(土)・27日(日)の2日間、お台場NOP地区D1特設会場(東京都江東区青海お台場NOP地区)にて開催いたしました。

●観客動員3月26日(土):8,786 名 27日(日):10,668名 合計19,454名(2日間)

26日(土)に行われた、2016年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第1戦は、齋藤太吾(WANLI FAT FIVE RACING)が、2015年度のチャンピオンである川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)制して、追走優勝果たしました。また、単走優勝には、川畑真人が輝きました。

 また、27日(日)には、今回はじめての試みとなる「D1クロス」「D1シンクロドリフト」や人気の「D1団体ドリフト」、迫力の「D1追走パドル」などのエキジビションマッチがおこなわれ、観客席とコースが非常に近い「お台場NOP地区特設コース」ということもこともあり、観客動員合計19,454名(2日間)と、大きく盛り上がる大会となりました。

なお、次戦Rd.2&Ex.は、4月23日(土)・24日(日)のFUJI DRIFTで、富士スピードウェイ・レーシングコース(静岡県)での開催となります。

【競技レポート】
 D1グランプリシリーズの下位カテゴリーであるD1ストリートリーガル出身ドライバーなど、フレッシュな顔ぶれも多く見られた2016年の開幕戦。2年連続で、お台場特設コースが舞台となりました。

 今回のコース設定は、一見これまでと大きく変わらない形状に見えますが、ちょっとした課題が設けられ、ヘアピン手前のアウト側が狭くなっている。あまり考えずに大きいラインで気持ちよくコーナーをつなげて走っているとコースからはみ出して大減点となってしまう。いっぽうで、ここはDOSSの非計測区間なので、いちど姿勢を立ててからヘアピンに向かってもかまわない。「お台場NOP地区特設コース」は、シビアなコントロールが要求されるレイアウトだった。

 実際コースからはみ出して大きく減点され、予選不通過となったドライバーは多く。高得点のカギとなったのはおもに進入速度と振りのするどさであった。

●単走決勝
 単走決勝は昨年までの1本勝負から2本勝負にもどったため、1本目にまずまずの得点を出していれば、2本目によりリスクの高いチャレンジをするドライバーも増えた。いっぽうで、決勝日のタイヤ本数制限が始まり、1本目で追走進出が確実な得点をとっていれば2本目の走行をキャンセルして、追走に向けてタイヤを温存するケースも出てきた。

このラウンドで新しい86をデビューさせていた今村陽一(OTG Motor Sports)だったが、朝のチェック走行でドライブシャフトを破損。リタイヤとなってしまった。

 最初のグループでは、北岡裕輔(GOODYEAR Racing with Ito Auto)が大きい角度とアウトいっぱいまで使ったラインで99点台をマーク。トップに立つ。しかし、するどい振りを見せた廣田友和(GOODYEAR Racing with ST.GARAGE)、日比野哲也(K'SPEC MOTOR SPORTS BenSopra)がその得点をうわまわる。藤野秀之(WISTERIA with TOYO TIRES)は前日ほどの完成度の走りは見せられず、高得点はとったものの100点には届かない。日比野トップのまま最後の走者・川畑の2本目の走行になった。

川畑はここまで、あまり勢いのある進入を見せていなかったが、この2本目の走行では、高い車速から豪快な振りを見せ、そのあともいちはやくアクセルを踏み込んでスピードの高いドリフトを見せ、ひとり100点オーバーを記録。最後の走行で単走優勝を決めた。

●追走決勝
 ベスト16に、D1ストリートリーガル出身の若手ドライバー北岡vs草場佑介(Team Funky with D-MAX)の対戦が実現したが、北岡が接触して草場が勝ち上がった。この対戦を除けば、すべて単走決勝で上位だった選手が勝利する順当な展開となった。草場はベスト8でも廣田を破り、準決勝に進出。そのほかは、一昨年のチャンピオン高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny'z)を下した川畑、末永直登(YUKE'S Team ORANGE)、日比野という難敵を倒してきた齋藤、昨年の準優勝者である藤野がベスト4に勝ち上がった。

 川畑VS草場の対戦は、草場がこの日4セット目のタイヤを投入(タイヤ使用制限の規定により0.5ランクダウンとなる)。後追いでなんとか川畑についていったが飛び込みでフラつき、大きなアドバンテージはとれない。2本目は川畑がきれいに合わせて川畑が勝った。齋藤VS藤野の対戦は、ここまでで新品タイヤ3セットを投入していて中古タイヤを使わざるをえなかった齋藤を藤野がとらえインを差してみせるが、第5セクターでインカットしてしまい大きなアドバンテージがとれずに終わってしまう。入れ替えた2本目は齋藤が同時振りから藤野の腹に入り、逆転で齋藤が勝った。草場VS藤野の3位決定戦は寄せた距離の差で藤野が勝った。

 決勝は川畑vs齋藤。すでに交換できるタイヤを使い切っている齋藤に対して、川畑はまだ交換できるタイヤ残をしている状況だった。一発で決めないといけない齋藤は1本目が後追い。飛び込みから川畑のインを差して、きっちりドリフトを合わせる。それに対して、2本目後追いとなった川畑は、ストレートで離されて第3セクター手前で齋藤に接触してしまい、齋藤の勝ちが決まった。

【単走優勝者コメント】
川畑真人
Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING/GReddy 35RX SPEC-D [R35]
単走優勝の自信というのはあまりなかったですかね。まあ、やればできるだろうとは思ってましたけど。1本目は100点ねらいではないけど、自分のなかではセオリーの走りを目指してやりました。本当は99点くらいとりたかったんですけど、まあそこには届かなくて、それでさらに追い込まれたかんじで。ただ1本目の点でベスト16当確になったのは確認したんで、まあリスクもあるけど、2本目はやってみようと思いましたね。2本目は進入速度をもうちょっと上げようというところで、そうすれば振りもするどくなるし、うまくいくんじゃないかな、という流れだったんですけど、自分でもまあまあうまくいったな、というかんじはありました。ねらってたかんじで走れました。とりあえず単走優勝できてホッとしてます。

【追走優勝者コメント】
齋藤太吾
WAN LI FAT FIVE RACING/WAN LI SUNOCO MONSTER MARK II [JZX100]
まずワンリ(※タイヤメーカー)がすごくいろいろ準備をやってくれてたんで、ぜったいに優勝という結果を出したいなと思ってました。準備もいつも以上にやってたんで、ホッとしてます。単走は、タイヤのライフを考えて、1本目でいい点を出して残ることを確定させて、そこで2本目をキャンセルして、そのタイヤを追走で使おうと思ってたんで、まあ作戦どおりいったかんじです。決勝は、タイヤのライフが心配だったんで、一発で決めないといけないなあ、と思ってて、まあ後追いで2.5 (※アドバンテージ)とれて、先行のときはちょっと逃げようとして、1コーナーで早くアクセルを開けすぎて、アウト側にはらんで、ハミ出しそうになってアクセルを踏めない状況になっちゃったときに、川畑さんがぶつかってきたんで、結果的には勝ったんですけど、少し最後はモヤモヤが残ったんですけど、まあ勝ててうれしいです。