インディカー・シリーズに参戦している元F1ドライバーのアレクサンダー・ロッシは、今週末フェニックスで行われる自身初のオーバルレースを前に“臆病”にはなっていないようだ。
アメリカ出身24歳のロッシは2015年、GP2に参戦しランキング2位を獲得する一方で、マノーからF1デビューを果たし5戦に出場した。しかし、今年のレギュラーシートを獲得することができず、アンドレッティ・オートスポートと契約しインディカーに初参戦することを2月末に発表した。その後、ロッシはインディカー参戦の傍ら、マノーのオフィシャルリザーブドライバーに就任し、11戦に同行することも決定した。
3月13日にセント・ピーターズバーグでインディカーデビューを飾ったロッシ。予選は19番手、決勝は1周遅れの12位で初戦を終えた。インディカーは、今週末にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで第2戦を開催。ロッシは、初のオーバルレースに挑むことになる。
「興奮しているよ。何も知らなかったからテストのときは少し心配だった。オーバルを初走行した最初の10周は、ちょっぴり臆病だったよ。しかし、経験することを楽しめた」とロッシ。
「理解し、真価を認めるとてもユニークな状況だよ。ラップが進むにつれ、クルマを調整していく。大きなトラックならなおさらね。まるで違うレーストラックのようにすべてが違うんだ。限界を見つけて、何が働き、何が機能しないのか考えないといけない」
「クレバーにならないとダメなんだ。すべてのラップを計画するんだよ。ここでは1周が長くないから、常に考える続けないとね。インディカーは、人々が考えているより、多くが異なっており、とても難しい。オーバルだけじゃなくね。素晴らしいチームがこの選手権にはあり、才能を持った人々が信じられないくらいいるよ」