伝説のフラメンコ・ギタリストの軌跡を追う　『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』ポスター公開

　2014年に66歳で急逝したスペイン出身のフラメンコ・ギタリスト、パコ・デ・ルシアの姿を追ったドキュメンタリー映画『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』より、ポスタービジュアルが公開された。

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　本作は、パコが7歳でギターを手にしてから2014年にリリースされた最後のアルバム「Cancion Andaluza」まで、60年間の軌跡を辿ったドキュメンタリー映画。スペイン版アカデミー賞と呼ばれているゴヤ賞では、2015年度のベスト・ドキュメンタリー賞を受賞した。パコの息子クーロ・サンチェスがメガホンを取り、パコのストイックなまでの楽屋の表情やリハーサルシーン、ライブ映像などが捉えられている。共同脚本とプロデューサーには、同じくパコの娘であるカシルダ・サンチェス、ルシア・サンチェス・バレラが名を連ねている。

　また、映画ではパコと交友関係のあった音楽界のレジェンドたちのインタビューが収録されており、カルロス・サンタナ、ジョン・マクラフリン、チック・コリアをはじめ、スペイン語圏ポップスのスーパースターであるアレハンドロ・サンス、サルサの大御所でラテンアメリカの英雄ルベン・ブラデス、フラメンコ・ギタリストのサビーカスやリカルド・モドレーゴらがパコについて証言している。

　公開されたポスターでは、“愛を紡ぐ、情熱の旋律。そして、伝説は生き続けるーー。”というコピーとともに、ギターを持ったパコの姿が捉えられている。（リアルサウンド編集部）