F1開幕戦で大クラッシュを喫したフェルナンド・アロンソが、バーレーンGPを欠場することになった。代役は2015年GP2チャンピオンのストフェル・バンドーンが務め、今週末F1デビューを飾る予定となる。
アロンソは11日前、メルボルンの決勝レースでエステバン・グティエレスと接触。事故の衝撃は46Gを超えたと言われており、彼のマクラーレン・ホンダMP4-31は大破した。アロンソは事故の直後すぐに自力でマシンから脱出し、メディカルセンターでも「問題なし」と診断されていた。
しかし、バーレーン・インターナショナル・サーキットのメディカルセンターで、木曜日に90分間のチェックを受けた結果、アロンソは今週末のレースに出場できないと判断された。
FIAの公式発表によれば「胸部CTスキャンの結果、アロンソはレースに参加する上で、安全な状態ではないと判断された。中国GPの前にも、再びチェックを受ける必要がある」とのことだ。
バンドーンは岡山で3月31日まで、スーパーフォーミュラのテストに参加。マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーとしてバーレーンへ帯同するため、当初からテスト走行は初日のみ参加の予定となっており、すでにバーレーンへと向かっている。4月1日(金)のフリー走行1回目から、バンドーンがアロンソの代わりに出走する予定だ。