インディカー・シリーズに参戦するKVSHレーシングは、インディアナポリスから第2戦が行われるフェニックスへ移動中にトランスポーターが炎上。迅速な行動によりマシンは無傷で救出され、セバスチャン・ブルデーは問題なく第2戦に参戦できるようだ。
今シーズン、久々にスケジュールに加わった1マイルオーバルのフェニックス・インターナショナル・レースウェイ。今週末に第2戦が行われる予定だが、そのレースに向かうKVSHレーシングに思わぬアクシデントが起きる。
チームの本拠地インディアナポリスから1450マイルの長旅を終えようとしていたKVSHレーシングのトランスポーター。残り25マイルのところでトランスポーターが炎上するトラブルに見舞われる。
トランスポーターのリアアクスルエリアから火災が発生。トランスポーター車両は大きなダメージを負ったが、チームスタッフふたりの迅速な行動により、ブルデーのマシンを含むトランスポーターの荷物は炎に巻き込まれることなく無事に救出された。
「まずはじめに、我々のメンバーであるジョン・フィル・デイビスとエリック・“スチュー”・スチュワートが無傷であったことがいいニュースだよ。そして、第二にインディカー車両や装備にダメージがなかった」とKVSHレーシングのゼネラルマネージャーを務めるスティーブ・ムーアはコメント。
「迅速かつ決定的な行動をとることができる高い技術と経験を持ち合わせた輸送の専門家が居て非常に幸運だった。彼らが居なければ、状況はもっと悪化しただろう。KVSHレーシングは、彼らふたりを助けた他のチームスタッフや地元のレスキューに感謝をしたいと思っている」
西海岸で行われるレースに向かう際中に火事が起きたのは今回で2度目となり、2008年にエリオ・カストロネベスとライアン・ブリスコのマシンを運ぶペンスキーのトランスポーターがソノマ戦に向かう際中に炎上。マシンは大きな被害を受け、カストロネベスはスペアーカーを使用。それでもポール・トゥ・ウインを果たし、ブリスコも2位に入っている。