インディカー・シリーズは、今季のレーススチュワードとして2度のインディ500ウイナーであるアリ・ルイエンダイクとCARTで活躍したマックス・パピスのふたりを迎え入れることを明らかにした。
1990年と1997年にインディ500を制したオランダの英雄ルイエンダイクとアロウズでF1に参戦し、その後CARTやデイトナ24時間でも活躍したパピスがインディカーのレーススチュワードに決定した。
ふたりは、フォード・モータースポーツの重役を務めたダン・デイビスともに2016年の各レースに参加し、インディカーの競技委員長を務めるジェイ・フライにレポート。またブライアン・バーンハートが今年もレースディレクターの役割を務め、トラック上での裁定に関して、この3人と多数決に基づいて決めペナルティを科していく。
「我々のレーススチュワードを確認するプロセスを出来るだけ早く始めた。ダンやアリ、マックスをターゲットに決め、彼らが重要な任務に加わってくれたことに興奮しているよ」とフライ。
「インディカーのスチュワードは、モータースポーツの様々な分野において多くの経験を持っており、彼らのさまざまな視点が我々のルールの執行や一貫性をより調和してくれると信じている」
昨年末、フライは、レースにおいての決定に関して議論を最小限に抑えたいと発言しており、彼ら3人の起用に至ったようだ。
「我々の願いは、様々な背景を持ったチームを作り一緒に仕事させることで、トラック上での競争監視エリアを前進させることだ。レーススチュワードには、十分な知識やルールの一貫した解釈だけでなく、決意とそれらを制定する能力が必要なんだ。このグループはそれを正しく行えるよ」