いよいよスーパーGTに本格参戦することになったヤン・マルデンボロ 日産自動車/ニスモは2月26日、2016年のモータースポーツ活動計画を発表した。スーパーGT300クラスでは、若手育成を担うNDDP RACINGが今年もB-MAX NDDP GT-Rとして参戦することになるが、2016年はヤン・マルデンボロがチームに加わることになった。
ニッサン/ニスモは、若手育成のためにNDDP RACINGとしてGT300クラスに長年参戦しており、星野一樹をエースとして若手と組ませ、上位カテゴリにステップアップさせてきている。これまでも佐々木大樹や高星明誠が星野と組んでいた。
2016年に向けて、高星はヨーロッパのブランパンGTシリーズ/エンデュランスカップに参戦することになったが、その空いたシートに収まることになったのは、ニッサンとグランツーリスモがコラボレーションして展開する『ニッサンGTアカデミー』出身のイギリス人ドライバー、ヤン・マルデンボロだ。
マルデンボロは2011年のGTアカデミー優勝者で、レッドブルF1の育成ドライバーの経験もあるほか、GP3などフォーミュラにも参戦。15年はル・マン24時間にも参戦した。日本でも2013年のJAF Grand Prixに参戦したほか、14年オフにはスーパーフォーミュラのルーキーテストにも参加。星野一義監督をうならせている。
「今年は千代がGT500に、マルデンボロがGT300に、そして高星がブランパンに挑みます。新しい世界に挑戦する彼らに一層の飛躍を期待しています」とニスモ宮谷正一CEO。
豊富な経験と成績を出す術をもつ星野から、マルデンボロはスーパーGTで何を学ぶのか。その速さは今から大いに楽しみにしたいところだ。
<NDDP RACING スーパーGT参戦体制>
カーナンバー:3
チーム名:NDDP RACING
監督:長谷見昌弘
ドライバー:星野一樹/ヤン・マルデンボロ
車両名:B-MAX NDDP GT-R
タイヤ:ヨコハマ