3月30日、岡山国際サーキットで全日本F3の合同テスト2回目が行われ、午前~午後の2回のセッションで山下健太(TEAM TOM'S F312)がベストタイムをマークした。
熾烈な戦いが予想されている今シーズンの全日本F3。3月7日に富士スピードウェイで行われた第1回合同テストに続き、岡山国際サーキットに舞台を移して30日から合同テストの第2回がスタートした。前日、F3のスポーツ走行枠が設けられていたこともあり、2日連続の走行となっている。
今回、F3-Nの片山義章(Petit Lemans Racing F306)、さらに「開幕2戦に出場する予定」だというGT500ドライバーの佐々木大樹(B-MAX NDDP F3)が加わりエントリーは14台となった。限定Aライで参戦する弱冠16歳の阪口晴南(HFDP RACING)も第1回合同テストに続き参加した。
また、TEAM TOM'Sの2台は、第1回のときにブルーとホワイトだったカラーリングが、ブルーの部分がカーボンとなっており、さらにホワイトの部分にスーパーGTでもおなじみのZENTのロゴが入った。どうやらブラックの部分はレッドに彩られることになりそうだ。
30日の岡山は、午前は晴天に恵まれ、午前10時に走行がスタート。途中、第1回テスト最速だった牧野任祐(TODA FIGHTEX)がトラブルによりダブルヘアピンひとつめでストップするシーンがあったものの、それ以外は大きなアクシデントなく進行。ニュータイヤを早めに投入した山下が最速で、終盤ニュータイヤを入れた千代勝正(B-MAX NDDP F3)が2番手。坪井翔(TEAM TOM'S F312)が3番手という結果となった。石川京侍(TODA FIGHTEX)が4番手と、トムス、B-MAX勢に食い込む結果を残している。