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「お前ら何の実写化なら喜ぶんだ」ハガレン実写化報道きっかけで論争

2016年03月30日 15:51  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

「お前ら何の実写化なら喜ぶんだ」ハガレン実写化報道きっかけで論争

日刊サイゾーが荒川弘さんの大ヒット漫画『鋼の錬金術師』を、Hay!Say!JUMPのメンバー・山田涼介さん主演で実写映画化すると報じています。山田涼介さんはつい先日テレビでも放映された映画『暗殺教室』や現在大ヒット上映中の『暗殺教室~卒業編~』で主演を演じています。


今のところ鋼の錬金術師実写化について正式発表はされておらず、本作を出版するスクウェア・エニックスではこの件について否定も肯定もコメントを出していません。
しかしネットでは人気作の実写化の噂ということもあり、賛否両論。


そこでTwitter上では「#お前ら何の実写化なら喜ぶんだ」というハッシュタグが盛んにツイートされています。


【元の記事はこちら】


■皆が喜ぶ実写化って?


挙げられる作品は、連載・発表時期に統一性はなく往年の名作から近年の話題作まで様々。
挙がっている作品の一部はこちら。


・『国民クイズ』(原作 杉元伶一、漫画 加藤伸吉)
・『妖怪ウォッチ』(開発 レベルファイブ)
・『東京喰種』(著 石田スイ)
・刃牙シリーズ(著 板垣恵介)
・『キテレツ大百科』(著 藤子不二雄(藤子・F・不二雄))
・『サバイバル』(著 さいとう・たかを)
・『皇国の守護者』(原作 佐藤大輔、漫画 伊藤悠)
・『とっとこハム太郎』(著 河井リツ子)
・『アンパンマン』(著 やなせたかし)
・『機関車トーマス』(原作『汽車のえほん』ウィルバート・オードリー)


一方で「映画になったら原作の良さがぶち壊しになる」「原作ファンなので、世界観が壊れる可能性がある実写映画にはしてほしくない」という意見も多くありました。


たしかに実写映画化した作品が成功だったと言われる松本大洋さんの『ピンポン』や原作・大場つぐみさんと漫画・小畑健さんの『デスノート』シリーズはファンの溜飲が下る出来だったと言っても過言ではありませんが、某大人気漫画のように原作の世界観が大幅に変更され非難が殺到した映画化作品のようになってしまっては、せっかくの期待感に泥を浴びせられた気分にもなりかねません。そのため好きな作品の実写映画化が決まっても手放しで喜べないファンが多いのかもしれませんね。


漫画大好きな筆者としては最近好きな漫画が続々と映画化・ドラマ化されていくので嬉しくてしょうがないですが、個人的には……と実写映画化してほしい漫画を挙げようと思ったらことごとくされていたので羽海野チカさんの『3月のライオン』の公開が今は非常に待ち遠しいです!


▼参考
日刊サイゾー『Hey!Say!JUMP・山田涼介が人気コミック『鋼の錬金術師』実写化で主演へ』(cyzo.com)
#お前ら何の実写化なら喜ぶんだ(Twitter)


(文:大路実歩子)