Motor Fan's Year 2016 配信ニュース
ニューヨーク国際自動車ショーで、日産自動車が2017年仕様となるGT-Rを発表しました。
今までのR35 GT-Rのイヤーモデルとは異なり、外観が明らかに異なる、よりアグレッシブさを出したデザインになっております。
心臓部は3.8LV6ツインターボのVR38DETTエンジンに変わりはないのですが、最高出力が565馬力に引き上げられて、熟成が進んだ6速DCTと4WDシステムによって、0-60mph加速を2.7秒で完了してしまう日本が世界に誇る駿馬です。
また走りの高性能だけではなく、快適性も進化しています。
Premiumグレードに標準装備されていた新技術として「アクティブ・ノイズキャンセル」と「アクティブ・サウンド・エンハンスメントシステム」を合わせたチタンエキゾーストシステムを採用し、走行状況に応じてサウンドノイズを抑えることが可能になります。
2017年GT-Rの顔つきは、公開されたオレンジボディも相まってチューニングカーの様な迫力を感じさせます。
このフロントグリルは「V-モーション」グリルと呼ばれ、凄い熱を持つパワーユニットの冷却を可能な範囲で向上させています。高速走行時の安定性にも寄与しているそうです。
インテリアは、今回のGT-Rで一番変化した箇所になります。GT-Rのコンディションをリアルタイムでドライバーに伝える8インチのタッチパネル式モニターはダッシュボードからはみ出さずに収納されています。
エアコンの吹き出し口、ダイヤル、走行モードの切替スイッチもそれに合わせて低く設置されています。とてもすっきりして使い勝手は良さそうですが、あまりにもすっきり“しすぎて”「GT-R」というプレミアムカーと見るとちょっと地味ではないかと僕は感じました。
ステアリングも、裏のパドルシフトスイッチが小型化し、ステアリングと一緒に回るものになったのでよりドライビング集中できると思います。
いかがでしょうか?
今回の2017年式でR35 GT-Rは次世代へバトンタッチすると言われていますが、やはりどんなに形が変化しても「GT-R」のバッチを付けることを許された日産車はクルマ好きにとっては特別な1台だなと改めて思いました。
現在PS4/Xbox One/PCで大好評発売中のストリートレースゲーム「Need for Speed」上で現地時間の24日から(PC版は30日から)、誰もが無料で新型GT-Rのパフォーマンスをバーチャルですが、体感できます。
最近のゲームアップデートで本格的なハンドルコントローラーも対応しましたので、是非Need for Speedの舞台「ベンチュラ・ベイ」を新型GT-Rでドライブしてみませんか?
北米日産アナウンス(英語)
Need for Speed公式サイト
(栗原 淳)