2014年 フォーミュラEがラスベガスでデモ走行 F1商業面のボス、バーニー・エクレストンが、ラスベガスでのグランプリ開催に関しオーガナイザーとすでに合意済みであると述べた。一方でモンツァでのイタリアGPは今年限りで消滅する可能性があるとも発言している。
現在のモンツァのF1契約は今年までとなっており、来年からの延長について交渉が行われている。最近ではエクレストンが契約延長を確信していると述べ、ポジティブな兆候が見られていたものの、そのわずか数日後、エクレストンはF1にとってイタリアGPがなくてはならない存在だとは思わないと再び否定的な発言をした。
「モンツァは今年の契約を有しているから今年は開催されるだろう。来年については不明だ」とエクレストンがMail on Sundayに対して語ったとF1iが伝えた。
「イタリアGPを開催する必要があるとは思っていない。かつて『フランスのレースがないF1なんてあり得ない』などとおかしなことを言った者がいるが、今、成り立っているではないか」
2016年のF1開催数はすでに21戦に拡大しており、これ以上増える可能性は低いと、エクレストンは述べた。だがイタリアGPが消滅すればラスベガスがそれに取って代わることになるかもしれないとエクレストンは示唆している。
2012年からオースティンでアメリカGPが開催されているが、財政的な問題により今年の開催が一時危ぶまれるような状況だった。しかしエクレストンは以前からアメリカでのレースをさらに増やしたいという意向を示してきた。ラスベガスでは1981年と1982年にF1が開催されたことがある。
「今年の開催数は21戦だ。もっと増やすことは可能ではあるが、そうはならないだろう。チームスタッフが疲れ切ってしまうからね」とエクレストン。
「ベガス(グランプリ)は非常に素晴らしいものになるだろう」
「彼らは契約を有している。問題はペンだ。オーガナイザーはペンを持っていなかった」