ジョリオン・パーマーは、2016年シーズン中にルノーは開発競争でライバルに打ち勝つだろうと考えている。
オーストラリアGPでワークスチームとしてF1に復帰したルノーで、パーマーとチームメイトのケビン・マグヌッセンはポイント圏内まであと一歩の11位、12位を獲得。これがパーマーにとって大きな励みになったという。フランスを拠点とするチームは昨年12月中旬にロータスの買収を終えたばかりで現在も成長を続けており、力強いシーズンを過ごせるだけの基盤は整っているとパーマーは感じている。
「パフォーマンスを改善できると、強く確信している。2台がともにQ2に進出して、ポイントまであと一歩のところにまで迫れるなんて、開幕前は思いもよらなかった。とても良いスタートが切れたよ。(チームの)買収がクリスマス前にようやく完了したこと、資金が回り出した時期が遅かったこともあり、(マシンの)作成はひどく遅れていた」
「けれどもアップデートは常にあるし、いくつかのライバルチームには開発で勝てるだろうと思う。レースでは予選より競争力を発揮できるので、安定してポイント争いができるようになるまで、長い時間はかからないはずだ」とパーマーは言う。
2014年にGP2でタイトルを獲得したパーマーは、予選と決勝の両方でマグヌッセンを上回ったことにも自信を感じている。2014年にマクラーレンでフル参戦を経験したマグヌッセンは、チームメイトよりも有利であると予想されていたが、初のバトルでパーマーは全く引けを取らなかった。
「それも大きな自信になった。(メルボルンのアルバートパークで)彼はすでに成功を収めているけれど、金曜日は天気も悪く、僕は土曜日までまったく走ることができずにいた。追いつくにはあまりにも短い週末だったが、気分は良かった。少なくともマシンは良くバランスが取れていて、自信につながるものだったから、早い段階でスピードについていけるようになった。ケビンと僕とはかなり近いところにいると思っていたから(予選と決勝で)上回れて、良い幕開けになったよ」