ルノーは、今週末のバーレーンGPに新仕様のフロントウイングを投入することを決めた。開幕戦オーストラリアでテストし、いい感触を得たということだ。
ワークスF1チームとしての活動を再開したルノーは、2016年開幕戦でジョリオン・パーマーが11位、ケビン・マグヌッセンが12位と入賞は逃したものの、マシンの状態にはそれなりに満足している。
「マシンは予想どおりの動きをした。テストで見つけた問題はすべて解決、あるいは対策を見つけ、メルボルンに臨んだのだ」とチーフテクニカルオフィサーのボブ・ベルが述べたとCrash.netが伝えた。
「ポイントは取れなかったが、ノーポイントのチームの中ではトップでコンストラクターズ選手権8番手だ。ルノーの最初のレースとしては、まずまずのポジションだと思う」
ルノーの今後の開発方針を語る中で、ベルは第2戦バーレーンで新しいフロントウイングを導入することを認めた。このウイングはオーストラリアのフリープラクティスでマグヌッセンがテストしたという。
「我々はマシンについてしっかり理解できている。ベースは非常に優れているので、ここからパフォーマンスを向上させていくことができる」とベルは言う。
「シーズン前半にはエンジンの開発を集中的に行い、シャシーに関しても通常の開発プログラムを進めていく。他のチームと同様に、毎戦、標準的な空力開発を行っていき、ヨーロッパでのテストプログラムにおいて複雑なメカニカルアイテムを取り入れる」
「メルボルンでケビンがプロトタイプのフロントウイングを試し、期待どおりの結果が出たようなので、バーレーンでは2台に装着する」