本日・土曜日は観客に一般公開され、賑わいを見せている南仏・ポールリカールのWEC公式テスト。最終日の「プロローグ便り」は、「サーキットで見つけた、あんなもの・こんなもの」です。ちょっとマニアックになるかもしれませんが、お付き合いください。
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「ハイテク・テスト・トラック」を標榜するだけあって、パドックも充分に広く、ピット設備も充実しているポールリカール・サーキット。観客はグランドスタンドや最終コーナースタンドのほか、ピットビル屋上にも鈴なりになっていますよ。そんなパドックやピットレーンで見つけたあれこれを、ご紹介していきましょう。
初日の「便り」でもお伝えしたように、今年トヨタはマシンのカラーリングだけでなく、ドライバーやスタッフのウエアも、赤・黒・白を基調とした「GAZOOカラー」に生まれ変わりました。ウエアだけでなく、昨年までは青×白だった各種設備、たとえばこういったサインガードテントも、新しいデザインに生まれ変わっています。
そんななか、去年までのカラースキームの名残は何かないものか……と見渡してみると、ありましたよ。ピット前のブームの先端のボードが、カーナンバーこそ「5」へと改められていましたが、青い地の色は残っていたのです。
そしてニュールックといえば、今年新たにGTEクラスにワークス参戦するフォード勢。アグレッシブなデザインのマシンももちろんカッコいいのですが、パドックで目を引いていたのはこちらのトランスポーター。ただマシンのイラストがサイドに描かれているだけっちゃだけなのですが、どことなくアメリカンな佇まいのトランポは、他とは違う雰囲気を放っていましたよ。
デザインという意味で対照的だったのはこちら。LMP2に参戦することで話題になっているマノーのピットです。マシンカラーリングはシンプルにまとまっているのですが、ピット内のパーテーションは恐ろしいまでに真っ白でした。スポンサー募集中、なのでしょうか。