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スーパーGT富士公式テスト開幕。初日午前はカルソニックがトップタイム

2016年03月26日 12:41  AUTOSPORT web

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カルソニックIMPUL GT-R
3月26日、富士スピードウェイでスーパーGTの公式テストが開幕し、1日目午前の走行が行われた。まず最初のセッションでは安田裕信/ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ組カルソニックIMPUL GT-Rがトップタイムをマークした。

 前週、岡山国際サーキットで開催された公式テストに続き、2週連続での走行となったスーパーGTの開幕前公式テスト。例年は合同テストという形だったが、今シーズンから公式テストに変更。一般にも公開されており、朝から非常に多くのファンが富士に訪れている。

スーパーGT富士公式テスト 3月25日 午前タイム

 前日の雪は収まり、曇天のもと午前10時から走行がスタートした。まだ走りはじめは路面に濡れている部分もあり、各車いちどコースインしてピットに戻る車両が多かった。しかしそんななか、10時20分の1コーナーでディレクション・レーシングの63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がクラッシュ。このセッション唯一の赤旗が提示された。



 かなりハイスピードでのクラッシュで、ドライブしていたエイドリアン・ザウグは無事にマシンを降りたものの、ウラカンはフロントを大破してしまっている。

 その後、晴れ間も見えはじめるなか、各チームそれぞれのメニューをこなしながらテストは進行。ベストタイムをマークしたのは、富士でここ2年素晴らしいスピードを発揮しているカルソニックIMPUL GT-R。ただ、2番手以降はZENT CERUMO RC F以下レクサスRC F勢が6番手までを占めている。



 GT300クラスは、星野一樹/ヤン・マーデンボロー組B-MAX NDDP GT-Rがベストタイムに。ARTA BMW M6 GT3が2番手につけたが、ARTA M6は途中コース上で落下物をひろうシーンも。3番手にストレートスピードの苦しさが語られていたGT300マザーシャシーのシンティアム・アップル・ロータスがつけているのも興味深いところだ。



 4番手~7番手には、今季デビューのGT3勢がつけている。岡山でミッショントラブルが発生し、この日になんとかパーツを間に合わせたStudie BMW M6も無事走行。4番手につけており、BMW M6 GT3勢が上位に2台を送り込んでいる。