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嵐「Daylight」で、“サクラップ”の強みが生かされる? 約3年ぶり両A面シングル発売へ

2016年03月26日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 嵐が、両A面シングル『I seek / Daylight』を、5月18日にリリースすることが各メディアの報道で明らかになった。


 彼らの両A面シングルは、『Calling/Breathless』(2013年)以来約3年ぶり。このとき、表題曲の「Calling」は相葉雅紀主演ドラマ『ラストホープ』(フジテレビ系)、「Breathless」は二宮和也主演映画『プラチナデータ』の主題歌として起用されていた。『Calling/Breathless』では、疾走感のあるポップチューン「Calling」と、ダンサブルかつ歌を聴かせるナンバー「Breathless」の2曲の対比を楽しむことができたが、今回リリースとなる『I seek / Daylight』は、どのような作品になるのだろうか。


 まず今回も、メンバー出演作の主題歌2曲を収録した作品である。「I seek」は大野智主演ドラマ『世界一難しい恋』(4月13日22時~・日本テレビ系)、「Daylight」は松本潤主演ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』(4月17日21時~・TBS系)の主題歌であることもあわせて発表された。初回限定盤2種と通常盤の3形態による展開で、初回限定盤1は「I seek」、初回限定盤2は「Daylight」のミュージックビデオとそれぞれのメイキング映像を収録。通常盤は表題曲2曲のほか、9年ぶりに開催するアリーナツアー『ARASHI “Japonism Show” in ARENA』のテーマ曲として制作されたという「ただいま」を含む新曲2曲を収録する。


 表題曲はどちらもドラマ主題歌のため、歌詞は物語の世界観とリンクする内容が想定できるが、今回もそれぞれの楽曲の対比を楽しむことができそうだ。


 すでに曲調に関する情報も一部明らかとなっている。「I seek」はグルーヴ感のあるトラックにのせたポジティブなラブソング、「Daylight」は透明で温かなメロディーによるメッセージソングに仕上がっているとのこと。さらに「Daylight」には、シングル表題曲としては「Face Down」(2012年)以来4年ぶりとなる、櫻井翔のラップを収録しているというのだ。


 櫻井によるラップパートは、“サクラップ”の愛称で親しまれており、ヒップホップに馴染みのないリスナーにも聞き取りやすいかたちで、強いメッセージを伝えることができるという特徴がある(参考:嵐・櫻井翔はなぜラッパーになった? その音楽的ルーツを紐解く )。今回のサクラップ導入は、松本からの依頼で実現したそう。松本は、プロデューサー的立ち位置で嵐の音楽活動やパフォーマンスを牽引している。サクラップにこめられたパワーを十分に理解した彼からのオファーということもあり、「Daylight」はサクラップの強みを最大限に生かした力強いメッセージをこめた一曲になっていることだろう。


 主題歌となる両ドラマで、大野はラブコメ、松本は弁護士役といった彼らの新境地へ挑戦することになる。「I seek」「Daylight」ともにそれぞれの活躍を彩り、後押しするような楽曲となるのではないだろうか。アートワークやミュージックビデオ含め、両曲の続報を楽しみに待ちたい。(竹上尋子)