トップへ

スーパーGTに“au”ブランド復活。トムス36号車のスポンサーにKDDI就任

2016年03月25日 15:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ホワイトとオレンジのカラーリングとなったau TOM'S RC F
スーパーGT500クラスに参戦するLEXUS TEAM TOM'Sは25日、国内通信大手のKDDIとスポンサー契約を結び、車両名を『au TOM'S RC F』として2016年シーズンに挑むことを発表した。

 過去にGT500クラスで三度のチャンピオンを獲得した強豪のひとつであるトムス。今季はエースの伊藤大輔に加え、新たに2015年の全日本F3チャンピオンのニック・キャシディが加入。強さと速さを兼ね備えたコンビで、タイトル奪還を目指している。

 今季に向けて36号車は、これまでのテストではタイトルスポンサーが決まっておらず、車名も未定となっていたが、国内大手通信会社のひとつのKDDI株式会社がチームをサポートすることになり、車名も『au TOM'S RC F』へと改められることになった。



 今回、チームをスポンサードするKDDIは、1999年からスーパーGTの前身である全日本GT選手権で、当時のcdma Oneブランドでセルモのスポンサードを開始。2001年からは『au』ブランドの誕生にあわせ、auセルモスープラとして参戦していた。また、トヨタF1チームのスポンサーも務めた経験をもっており、モータースポーツ界でもなじみ深い企業だ。

 KDDIの田中孝司代表取締役社長は「KDDIは、これまでもモータースポーツとかかわってきました。技術革新が目まぐるしく変化する競争環境には、通信事業と同じ感覚を覚えます。このような同じ境遇の同志として、『LEXUS TEAM TOM'S』を応援していきます」とコメントした。



 また、トムスの舘信秀会長は「KDDIの支援を受け『au』カラーでスーパーGTに参戦できることを非常に光栄に思います。ご期待にお応えするべく『au TOM'S RC F』の速さを遺憾なく発揮し、シリーズチャンピオンの獲得を目指し、みんなが“英雄”になれるよう精進する所存です」とタイトル獲得への意気込みを語っている。

 ひさびさのスーパーGT復活となるauカラーは、すでに3月26日~27日の富士公式テストに向け、36号車RC Fに施されている。26日からその走行シーンが観られるはずだ。