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スバル、富士で激しくクラッシュもニュル24時間挑戦継続

2016年03月25日 15:11  AUTOSPORT web

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2016年仕様スバルWRX STI
スバル/STIは25日、一時は参戦を危ぶまれた今シーズンのニュルブルクリンク24時間レースへ参戦することを改めて発表した。チームがニュル24時間へ投入するスバルWRX STIは先日行われたシェイクダウン中に激しいクラッシュを起こしている。

 22日、富士スピードウェイで行われたシェイクダウン中、山内英輝操るWRX STIはタイムアタック中、1コーナーで激しく単独クラッシュ。マシンはフロント部分とリヤが大破してしまったほか、ドライブしていた山内も右肩の痛みを訴え、メディカルセンターに搬送された。

 幸い、山内は右肩に軽い打撲を負ったものの骨折などの重傷は負わなかったものの、マシンのダメージは大きく、ニュル24時間本戦も残り2カ月と迫っていることから、一時は参戦を断念する選択肢も浮上したという。

 しかし、チームを率いる辰己英治総監督は「やはりこのクルマでニュルブルクリンク24時間レースを走り、応援していただけるであろう皆さんの前を駆け抜け、そして優勝を勝ち取りたいと考えました」として、挑戦を継続することを決定した。

「いざ参戦するとは決めたものの立ちはだかるハードルは高く、STI社員、チーム一同、そして協力企業の皆さんと力を合わせ、心を一つにして、ニュルブルクリンクでの2連覇をめざしますので、引き続きチームへの応援をお願いします」

 チームは今後、4月末までにマシンの修復とテスト走行を行った後、5月14日のニュルブルクリンク耐久レース(VLN)に参戦し最終調整を実施。5月26日のニュル24時間レースに望むという。