映画『疑惑のチャンピオン』が、7月2日から東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国で公開される。
同作は、20代の時にがんを発症しながらも復活を遂げ、『ツール・ド・フランス』で7連覇を果たした元自転車ロードレース選手のランス・アームストロングをモチーフにした作品。『ツール・ド・フランス』の全てのタイトルの剥奪および自転車競技からの永久追放処分に至ったアームストロングのドーピングスキャンダルを描く。
主人公のアームストロング役を演じるのは、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』『ザ・ブリザード』などのベン・フォスター。フォスターは同作のために厳しい自転車トレーニングを敢行し、肉体改造を行なったという。メガホンを取ったのは、『あなたを抱きしめる日まで』『クィーン』などのスティーヴン・フリアーズ。
実際に『ツール・ド・フランス』を観戦したというフリアーズ監督は、「私はサイクリストの背後にあるあくなき勝利への執念を見た。彼らの後ろにいるのは全員、ツールの組織の人間だ。全体が巨大な“サーカス”であることを理解したよ」と語っている。