世界初のロリータ包丁&ゴスロリ包丁『播州三木打刃物(ばんしゅう みき うちはもの)』が、今じわじわと、ネットで話題になっているみたい!
「……ってかそもそも、 ロリータ包丁って、一体なんなのよ!?」このように、一瞬首をひねられた方も、おそらく少なくないことでしょう。なにせ私(記者)も、そうでしたから。
【どんな包丁なの?】
ロリータ包丁こと『ラピン』、そしてゴスロリ包丁こと『ジュリエット』は、すべて受注生産品。日本屈指の金物の町・兵庫県三木市で生まれた、めちゃんこラブリーな包丁です。
【包丁の峰部分にご注目】
包丁の峰(背の部分)にハート型のデザインが施された『ラピン』。ハンドルは、キュートなピンクと白のストライプ。その先端にはなんと、ウサギさんが付いてるう!
一方の『ジュリエット』はゴスロリらしく、真っ黒。包丁の峰には蝶々が施されており、包丁の腹にはバラが描かれています。
【1本1本手作業で作られています】
どうしても見た目ばかりに目が行ってしまう包丁ですが、作り方も素材も本格派。この道20年の鍛冶職人、田中一之刃物製作所4代目・田中誠貴さんによって伝統的な本鍛造&手打ちで制作されており、素材はV金10号ステンレス鋼。
そしてプラスチック加工やディスプレイなど、造形物を手がける匠工芸・タクミアーマリー代表の折井匠さん、デザイナーの藤原千栄さん、総勢3名の手から誕生した『播州三木打刃物』2種は、すべて手作業で作られているという点も、特筆すべき大きな特徴です。
【ツイッターの声】
これまでにない、ある意味、非常に日本的な包丁。その存在を知ったツイッターユーザーのみなさまは以下、続々反応されている模様。
「可愛いですねこれ!」
「伝統工芸もこうしてイノベーションしながら次代へと受け継がれてゆくんですね」
「刺されたら傷口がハート型になりそう」
「これ峰の部分凄く高度な技術が使われてるのでは……」
「ってことは、小悪魔ageha包丁とかアニオタ包丁とかも作ってくれる可能性が……」
「こわい」
「めちゃくちゃ使いにくそう」
「なにこれ! 欲しい! でも洗いにくそう!」
「とんでもないものを産みだしてしまったな」
「ちょっとでも鉄を触ったことがある者ならこれを作る難しさがヒシヒシと伝わります」
「たっけぇなー」
【高いけど、しょうがないのかも】
そうなんです。『ラピン』のお値段は税込16万8千円、そして『ジュリエット』のお値段は税込19万8千円。
しかしながら、素材や職人の手作業であることなど、諸々のスペックを考慮すれば、妥当なお値段なのではないかと私は思うのですよ。ちなみに私は、この包丁を初めて目にしたとき、「包丁ホルダーに収納できないなぁ、これ」などという考えが浮かんでしまいましたが、みなさんはどう思ったかしら?
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参照元:TAKUMI ARMORY、Twitter
執筆=田端あんじ (c)Pouch