同作は、8人を殺傷する無差別殺人事件を起こした21歳の男・葛城稔とその家族たちを描く作品。気づかぬうちに家族を抑圧的に支配する父・清役を三浦友和、精神を病んでいく母・伸子役に南果歩、幼い頃から父に従順だった兄・保役を新井浩文、死刑囚となった稔役を若葉竜也、死刑制度反対を唱えて稔と獄中結婚する女・星野役を田中麗奈が演じる。
予告編では、刃物を持った血まみれの稔の姿や凄惨な事件現場の様子、稔が「そもそも、罪を犯したという意識すらないから」と話す場面に加え、清が伸子や稔に暴力を振るうシーン、「俺だって被害者なんだよ」「俺が一体何をした？」という清のセリフなどが確認できる。
