トップへ

三代目JSBが誇る天才肌のELLY、万能の山下…それぞれの個性はどう花開いた?

2016年03月23日 08:51  リアルサウンド

リアルサウンド

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE『THE JSB LEGACY』

 自身のドキュメンタリー映画『Born in the EXILE』も公開され、快進撃を続けるダンス&ボーカルユニット・三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE。これまでにない歌唱力、ダンス、ルックスで、男女問わず人気を獲得している。そんな三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのメンバー・ELLYと山下健二郎が歩いて故郷を回る「原点回帰の旅・後編」が、3月21日の『週刊EXILE』(TBS系)にて放送された。


(関連:三代目JSB山下・ELLYが見せた“EXILE TRIBE魂” その原点にある「姿勢」と「思い」とは


 「原点回帰の旅・後編」ではELLYと山下、2人の“らしさ”の由来が見て取れたように思う。「ダンスの天才」「ダンスセンスが溢れている」と称されるELLYは、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEを一躍有名にした「ランニングマン」の振り付けを考案したことで有名だ。テーマさえあれば即興でダンスを踊れるというスキルは、「才能が有り余る」としか言いようがない。そんな彼が訪れたのは、地元・青森県三沢市にあるクラブ・DACHA。ずっと通っているクラブだそうで、店内にはELLYの先輩たちが勢揃いしていた。その先輩たちもDJやRAP、カメラマンなどそれぞれの分野で活動を続けており、ELLYがアーティストに囲まれ、“表現者”として育ってきたことがよく分かる。ELLY自身も、「イベントだったりフェスができた時には、みんなを呼んでやってほしいし、DJもやってほしい」と語っていた。「いつ踊れなくなるのかなって思うんですけど、ずっと踊ります。マイケル・ジャクソンやマドンナを見ていると全然まだイケると思うので。50歳、60歳…俺のおじいちゃんくらいまで頑張ります。84歳で踊っていたら最高。一生表現者でいたいので」と今後のELLY像を話す彼の才能とセンス、HIPHOPを愛する気持ちは、HIPHOPや表現者の仲間に囲まれた街・三沢で育ったからこそ生まれたものではないだろうか。


 天才肌のELLYとまた一味違った魅力を持つ山下は、メンバーから「器用な性格」と言われている。例えば、5thアルバム『PLANET SEVEN』のリード曲「Eeny, meeny, miny, moe!」のMVで披露している華麗なステッキダンス。完璧なステッキ捌きのため経験があるように見えるが、実はこのMVが初挑戦だったそう。そんな山下は番組内で母校を訪れ、当時の文集を見返す。クラスの「◯◯な人ランキング」のページには、至る所に山下の名前が挙がっていた。バスケ部にも所属し、文化祭でダンスもこなしていた山下は、学生時代からその器用さが際立っていたようだ。今後の目標を聞かれると、「ダンスが出来る間はパフォーマーとしてやっていきたいですし、個人としては演技も好きなので役者もやりたい」と、何でもこなせてしまう山下らしいコメントをしていた。


 番組内でELLYが、「それぞれ輝きを放つのが“J Soul Brothers”だし、俺らは7色。1色だけじゃなくいろんな色になって、“J Soul Brothers”を輝かせたい」とコメントするシーンがあった。ELLYのような一芸に秀でたメンバーもいれば、山下のようにマルチな才能を発揮するメンバーもいる三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEは、まさにこの言葉の通りだと思う。3月30日に発売となる7枚目のアルバム『THE JSB LEGACY』も、グループを現すかのように多角的なアプローチが取られており、バランスの良い1枚となっている。彼らのマルチな魅力が見えるであろうアルバムの発売日が待ち遠しい。(高橋梓)