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『シビル・ウォー』プロデューサー来日でチーム分け発表 ブラック・ウィドウ声優・米倉涼子も登場

2016年03月22日 17:21  リアルサウンド

リアルサウンド

(左から)キャプテン・アメリカ、ネイト・ムーア、米倉涼子、アイアンマン

 本日3月22日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のプレゼンテーションが行われ、エグゼクティブ・プロデューサーのネイト・ムーア、日本語吹替版でブラック・ウィドウの声優を務める米倉涼子が登壇した。


参考:スパイダーマンがキャプテン・アメリカのシールドを奪う 『シビル・ウォー』日本語字幕入り最新予告公開


 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は、2015年に公開された『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『アントマン』に続く、マーベル・シネマティック・ユニバース最新作。アベンジャーズによる戦いの被害が全世界に拡大したことから、アベンジャーズは国際的な政府組織の管理下に置かれる事態に。その決定に反対するキャプテン・アメリカと賛成するアイアンマンの対立、そしてテロ事件の犯人として指名手配されたウィンター・ソルジャーを巡り、アベンジャーズが二分する“禁断の戦い”を描き出す。


 マーベルスタジオ企画制作担当のヴァイスプレジデントで、本作のエグゼクティブ・プロデユーサーを務めるネイト・ムーアは、「スティーブ・ロジャースことキャプテンアメリカが、ファルコンことサム・ウィルソンとともに、暗殺者ウィンター・ソルジャーになってしまった幼馴染バッキー・バーンズを探し出すというのがメインストーリーです」と、本作の概要を説明。続けて、「政府はアベンジャーズの活動を制御するために、ソコヴィア協定を立案する。この協定を支持するのがアイアンマンで、反対するキャプテン・アメリカと対立し、それぞれがチームを組んで、ウィンター・ソルジャーの後を追うんだ」と説明した。


 その後、“友情”がキーワードという日本版予告が初公開され、ムーアは“チーム キャプテン・アメリカ”と“チーム アイアンマン”のチーム分けを発表。


 自由を奪われてしまい、ウィンター・ソルジャーを救えなくなってしまうという理由から、ソコヴィア協定にサインすることを拒む“チーム キャプテン・アメリカ”は、キャプテン・アメリカはじめ、ファルコン、スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフ、ホークアイことクリント・バートン、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズ、アントマンことスコット・ラングの6人。スカーレット・ウィッチは、キャプテン・アメリカが彼女にとってメンターのような存在であることから、また、自信が犯してしまった大きな損害に報いるために“チーム キャプテン・アメリカ”に加わる。ホークアイは、アベンジャーズは自由であるべきとの考えとスカーレット・ウィッチを助けたいとの理由から、ウィンター・ソルジャーは、キャプテン・アメリカだけが自分の冤罪を信じていくれていて、このチームに加わって戦うことにより、自分の汚名が晴らされるとの思いからキャプテン・アメリカとともに戦うことに。


 一方、アベンジャーズは政府によって統括されるべきとの考えを持ち、ウィンター・ソルジャーは罪を犯したと信じる“チーム アイアンマン”には、アイアンマンを筆頭に、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ、ヴィジョン、ジェームズ・“ローディ”・ローズことウォーマシン、ティ・チャラことブラックパンサー、スパイダーマンことピーター・パーカーの6名が。これまで当局には反対派で、キャプテン・アメリカやホークアイと親しかったブラック・ウィドウは、今回のケースの場合はアイアンマンの意見に同調する。また、アフリカの小国ワカンダの王子で、キャプテン・アメリカらの戦闘により命を失ったワカンダ国民の仇を討とうとするブラックパンサー、“チーム キャプテン・アメリカ”のメンバーを傷つけることなく捕らえられる“糸”を持つことから、アイアンマンにスカウトされるスパイダーマンが、本作で初登場する。


 チーム分けの発表が終わると、日本語吹替版でブラック・ウィドウの声優を続投することが決まった米倉涼子が舞台袖から登場。開口一番、「すいません、ちょっと自分のキャラクターの名前を忘れちゃって……」と、自身が声優を務めるブラック・ウィドウの役名を忘れてしまうという事態に。「一生懸命、出てくる人たちの名前を復習していたら、自分の演じるキャラクターの名前を忘れてしまいました。すみません」と謝る彼女に対して、ムーアは、「彼女は本当に素晴らしいと思います。今回も再び日本の観客のためにブラック・ウィドウの声優を務めていただくことを嬉しく思っています」とコメントした。


 米倉は今回の作品のストーリーについて、「同じチームの戦友であり仲間である彼らが今度は対立すると聞いて、複雑な気持ちでいっぱいです。理性で動くアイアンマンと、感情で動くキャプテン・アメリカがどう動いていくのか」と、見どころを語った。自身が演じるブラック。ウィドウが“チーム アイアンマン”になることについては、「前回、キャプテン・アメリカととてもいい友情が芽生えていたので、アイアンマン側につくのは違和感がある。でも彼女には、弱い者のために戦う性質があるので、きっとアイアンマン側につく要因が何かあると思う」とコメント。


 最後に司会者からコメントを求められたムーアは、「あと数週間で公開です。日本で公開できることを大変嬉しく思っており、興奮しています。今回の作品では、新しいキャラクターである、スパイダーマン、アントマン、ブラックパンサーが登場します。そこも見どころとして楽しんでいただけたらと思います」と、日本のファンに向けてメッセージを送った。(リアルサウンド編集部)