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フレッドペリーのジョン・フリン会長が来日 世界最大の旗艦店は「ブランドのDNAを感じる場所に」

2016年03月19日 13:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

(左から)フレッドペリー ジョン・フリン会長、ヒットユニオン田辺圭二社長 Image by: FASHIONSNAP
英国ブランド「フレッドペリー(Fred Perry)」の世界最大のフラッグシップショップ「フレッドペリーショップ東京(FRED PERRY SHOP TOKYO)」が3月19日、渋谷区神宮前エリアにオープンする。オープンに合わせ、本国からジョン・フリン会長が来日。ブランドのコンセプトを外観から内観まで落とし込んだ同ショップを通じて「ブランドとの繋がりが強いイギリスのサブカルチャーや、ブランドの魅力を改めて経験してもらいたい」と述べている。

フレッドペリーのジョン・フリン会長が来日の画像を拡大

 「フレッドペリーショップ東京」は、表参道通りの1本裏に入った「ジャイル(GYRE)」裏手エリアにオープン。日本初の路面店だった原宿店をフラッグシップショップとして移転オープンした理由として、同ブランドの日本展開を手がけるヒットユニオン田辺圭二社長は「原宿エリアが(ショップをオープンした)14年前から大きく変わり、ファストファッションの店が増えたので、ブランドを象徴できる旗艦店を新しい場所で展開したかった」と話す。遊歩道には、ブランドアイコンである月桂樹の木を植樹。外壁は約4万5,000個のレンガを積み上げ、本国ロンドンの街並みを連想させるデザインに仕上げている。
 店舗の延床面積は約150坪で、地下1階から地上2階まで中2階を含む4フロアで構成。吹き抜けのある開放的な空間で、月桂樹を象ったテーブルをエントランスに配置し、床材にも月桂樹を用いるなど、内観でもブランドのルーツを表現している。中2階にはイギリスを代表する2大ブランド「タンノイ(TANNOY)」のメインスピーカーに「リン(LINN)」のアナログプレイヤーを組み合わせたサウンドシステムを導入。2階は、ブランドのサブカルチャーを体験できるライブラリーを設置し、ショッピングだけではない楽しみ方を提案する。取扱商品は、クラシックなアイテムから最新コラボレーションアイテムまでフルコレクションを取り揃えるほか、「トーキョー・スペシャルズ(TOKYO SPECIALS)」と題し、ブランドと関わりの深いポール・ウェラー(Paul Weller)やテリー・ホール(Terry Hall)、エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)、デーモン・アルバーン(Damon Albarn)、ドン・レッツ(Don Letts)アート・カムズ・ファースト(Art Comes First)の6組をコラボレーターに迎えたショップ限定アイテムも展開される。
 ジョン・フリン会長は、アジアの中でも日本は特に重要なマーケットとして見ており、「テイストをミックスすることで個性的なファッションに仕上げているところがユニーク」と日本人のファッションセンスを評価。フルコレクションを揃えるフラッグシップショップが"ミックスカルチャー"の日本でどのように機能するか「まずはテストケースとして見ていきたい」と話している。売上目標は掲げず、「エモーショナルなブランド」であるフレッドペリーのDNAを直に体感できるショップと位置付ける。田辺社長も「ショップの一番の役割は、お客様に商品を実際に見て触って感じてもらうこと。アイテムの購入はインターネットでも構わないので、ブランドの世界観を体現できる場所になってほしい」と期待の言葉を述べている。
■FRED PERRY SHOP TOKYO住所 : 東京都渋谷区神宮前 5-9-6電話番号 : 03-5778-4930営業時間 : 11:00-20:00 不定休オープン日 : 2016年3月19日(土)